皇室のおせちの内容とは?
~平成21年1月1日新年「御祝御膳」献立
本膳
鱠 真鯛曙造り・鱚真砂和え・菊花赤貝・紅白水引大根・橘金柑・春蘭・防風・千枚胡瓜、紅蓼、莫大海、花山葵
本汁 合わせ味噌仕立 紅白霰糝薯 袋牡蠣 春菊 小口芹 口祝粉
煮物 薄葛仕立 高野豆腐年輪巻、山伏茸、菜の花、梅花人参、梅花大根、木の芽
漬け物 奈良漬瓜・重ね昆布佃煮・赤蕪
醤油
御飯
〈二の膳)
取肴/甘鯛西京焼、牛肉市松巻・木の葉柚子
精進/橙々釜入り裏白敷 雪卸し和え、芝海老、貝柱、古露柿、独活、胡瓜、寿海苔、蜜柑
二の汁/若水仕立 昆布〆鱈、手鞠麩、結び人参、鶯菜、三つ葉、松葉柚子
焼物/小鯛化粧姿焼・煮梅・花蓮根・はじかみ
〈御祝菓子〉
舞鶴、於古志、御口祝昆布~..........≪続きを読む≫
お品書きを見ているだけで
ていねいなお料理が目にうかびます。
うちのお店で出す和食と、
基本的には大きな違いはないですが、
先付けから始めて、
前菜、汁物、おつくり、煮物、焼き物、肉料理、
ごはんか麺などのお食事、水菓子、
という流れが多いです。
それと比べると、
ちょっとバランスが悪いような印象を受けます。
焼き魚が2回出てきたり、
汁物が2回出てきたりするのですね。
あと、デザートが少ない気がします。
いまのレストランでは、
デザートで満足度を上げるのが
常套手段です。
コースの途中で
いまいちかな、と思っても、
デザートでグッと印象を良くすると、
最終的な全体の満足度も上がるということです。
それと、
赤貝や牡蠣などの2枚貝は、
万が一お腹が痛くなった場合に、
あ、そう言えばあそこで貝を食べたな、
とか思われない為に、
うちのお店では使用禁止です。
じっさいに牡蠣食べてノロウイルスに感染するかどうかは
別として、
君子危うきに近寄らず。
あくまでイメージ戦略です。
あと、
両細箸ですね、
うちのお店も、お正月はこれです。
神人共食といいます。
お箸の両方が細くなっていますから、
もちろん下の方は我々が食べるのに使いますが、
もう片方は、
神様が召し上がられるのです。
このお箸を使うことによって、
お正月のお食事の儀式は、
神様と一緒に食べるということを、
遂行しているわけです。
お正月のお祝い箸は、
箸袋に名前を書きますね。
例え家族といえども、
箸を共有しないのが日本のしきたりです。
箸は口に付ける物ですから、
その人の霊的な力が少し移っている
というイメージでいいでしょう。
お正月のお箸は、3が日ずっと、
同じ箸を使いますから、
お父さんのと混じらないように、
食べ終わったら、
自分で洗って、拭いて、箸袋に戻します。
私はお手伝いのつもりで、
まとめてガジャガジャと洗って
母にひっぱたかれたことがあります。
ま、家族ですから、
そんなに大きな問題ではないですけど、
それでも一緒にしないのがしきたりです。
皇室でもそうしているかどうかは
わかりませんけど、
両細箸を使ってるってのは
同じなんだ
とおもったら少しうれしかったです。