自分はどんな仕事が向いているのか?悩んでいる方多いですよね。
現在、社会で活躍されている女性たちが今の仕事に就いた理由や、
やりがいなどを取材しましたので、是非参考にしてみてください。
今回ご紹介するのは、
女優業の他、ウォーキングインストラクターなど幅広い活躍をされている北川史織さん。
![働く女性をリポート 北川史織さん](https://stat.ameba.jp/user_images/20141224/10/pbs-career/aa/2c/j/t02200330_0640096013167824225.jpg?caw=800)
昨年には川島なお美さん主演の映画「チャイコイ」で、
川島さんの姪役として準主役を演じられました。
彼女は、新体操でオリンピックを目指し、
大学一年の冬、世界大会である「アジア親善大会スノーカップ」で
個人優勝を果たした実績の持ち主。
そんな彼女が女優業を目指したキッカケや女優業で学んだことを伺いました。
■新体操との出会いそして世界大会での優勝
私は幼い時からカラダを動かすことや、人前に出ることが好きで、
小学2年生の時、近くの施設に新体操教室ができたのがキッカケで新体操を始めました。
当時、水泳やピアノも習っていたので「今度は新体操?」と、
両親はあまり乗り気ではなかったのですが、
毎日毎日「新体操を習いたい!」と伝え続け、
家中に「新体操!」と書いた紙を貼付けたこともあり(笑)、
やっと習うことができました。
その後は、小学校、中学校、高校と新体操にのめり込んだ毎日でした。
そして体育大学に進学し、19歳の冬、アジア親善大会スノーカップで
個人優勝をすることができ、その瞬間、全身の力が抜け
“新体操をやり遂げた!”
という実感が湧きました。
■営業職から女優業へ
大学卒業後は、レオタードなどを扱うチャコットに就職をし、
3年半営業の仕事を行いました。
仕事を通じてとてもいい経験ができましたが、
心の奥で、まだやり残していることがある、、、とモヤモヤしていたんです。
新体操では、カラダや踊りで色々な表現をしてきたけれど、
営業の仕事をしている中で、言葉の大切さというものを実感するようになっていました。
そして
「言葉を発しない新体操の世界でできる表現はやり遂げたけれど、言葉を発して、もっと何かを表現することができるかもしれない。女優業だったら、もっと表現の幅が広がるんじゃないかな?」
と思うようになったんです。
しかし当時は、もう25歳。
もっと若いうちから事務所に所属していないと無理かな?という思いも、もちろんありました。
でも「年齢じゃない!強い思いがあれば夢は叶う!」と考え、
アッサリと会社を退職し(笑)、芸能事務所に登録しました。
■川島なお美さん主演の映画に出演して学んだこと
今までも、色々なドラマなどに出演はしてきたのですが、
昨年公開された映画「チャイコイ」は、本当にやりがいのあるものでした。
岩井志麻子さんの小説の映画化でオールタイロケ。
内容は男と女の非日常的ラブストーリー。
私は、バンコク在住の川島さんの姪の役で、
男性をお金で買ってしまう自由奔放な役柄でした(笑)。
そして川島さん演じる、瑞島麻衣子に、男遊びをすすめる重要な立ち位置。
台詞は日本語だけでなく、タイ語もあり、
川島さんを通訳してバンコクの町を案内するシーンも多く、毎日が必死でした。
その中でも一番印象的だった出来事は、ロケ中のスタッフの一言でした。
私は根っからの体育会系なので、ロケ中にスタッフが持ちきれない荷物があったら手伝うなど、
目についたものを率先して行っていました。
そしたら、あるスタッフから
「荷物を持ったりする暇があるなら、もっと役に集中して!映画を作るために、現地スタッフも雇っているし、荷物を運ぶ人もいる、衣装にアイロンをかけるスタイリストもいる、それぞれ役割があるの。あなたの役割は何?この役を演じきることでしょ?」
そう言われた時、ずーんと何かがカラダ中に走り、目が覚めました。
それからは、役作りを自分なりにもっとイメージしたり、
更に良い作品にするために、川島さんに読み合わせをお願いしたり、
自分の役割に集中することができました。
完成した映画を見て、まだまだ、「ここは、もっとこうすれば良かった。。。」と思う場面も
たくさんありましたが、次の仕事にいかしていこうと思っています!
北川さん、ありがとうございました!
20代半ばから、女優業というハードルの高い異業種へ飛び込んでいく姿は、
多くの女性の励みになると思います。
やりたいことや夢への強い思いがあれば、本当に実現していくんですね!
★現在、北川さんは千葉テレビの深夜ドラマ「Stand Up」に出演中です。
毎週月曜25:30~26:00放送