こんな日はイヤだ!
 
いーちゃん6歳7か月(2024年3月)ごろ。
 
未明(3時ごろ)に訪れた不意の嗚咽。
夢枕にマーライオンが!?などと悠長なことを言っている暇もなく、
いーちゃん人生初の腸炎は始まった。
 
これがうわさに聞く腸炎か…?
それにしても、吐きすぎじゃないか…?
 
思えば、あまり大病をしてこなかったいーちゃん。
熱が出ても常に食欲はあるのが長所でもあったのだが、
今回ばかりはさすがに辟易している様子である。
正確には、食欲はあるにはあるものの、
20分毎に強制射出されてはたまったもんじゃない、という感じで水分も摂れない。
 
定期的に襲ってくる吐き気に、
土気色の顔をして大粒の涙を流しながら
「こんな日はイヤだ!」
と心からの叫びを発する彼の姿に、我々は胸を痛める。
 
「そうだね、つらいよね」と寄り添う姿勢を堅固しつつ、
小峠氏の「なんて日だ!」に匹敵するキメ台詞だなぁ…とぼんやり思う父。
 
「こんな日はイヤだ!」に続いて発せられた
「ごはんが食べられないなんて!」
という言葉に、吐き気のしんどさよりも「食べられないこと」の方がつらいのか!
と食べることが大好きな彼の苦しみを再認識したのだった。
 
結局、丸一日吐き続けた後、小児科で座薬を入れてもらい快方へ向かったいーちゃん。

腸炎のウイルスはしっかりとカーちゃんとハチチにも猛威を振るい、我が家の初めての経験は幕を下ろしたのだった。