1月のことば | 上質人生のススメ

上質人生のススメ

上質な人生について考察していきます。
俳句や狂言、茶道などの日本の伝統文化を通し、
潜在意識の活用法や脳科学的視点から、上質な人生の過ごし方を提案していきます。
季節の俳句のご紹介もご覧ください。

1月の俳句です。
俳句は季節のインデックスです。

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おみくじの白さ まぶしき 初詣

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※絵:山口珠瑛

俳句の季語】

初詣(はつもうで)

年が明けて神社仏閣に詣でることである。
有名な神社や寺院では、除夜の鐘が鳴り出すとともに
夜を徹して参詣する人々で雑踏する。
(ホトトギス新歳時記)


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俳句の風景】

2016年がスタートしましたね。
お正月に神社に参拝をする方も多いと思います。

この俳句は、月に1回集まる俳句会の目の前の神社で作りました。

以前は静かな神社でしたが、最近、羽生結弦さんのご活躍で
一気に知名度が上がった神戸の御影の結弦(ゆづるは)神社。

この神社には、恋みくじがあって若い方々がおみくじを引いています。

新しい年のおみくじに一喜一憂しつつ
木々の枝に結び付けていくおみくじのフサフサとした白さ。

いつでも見られる おみくじの結ばれた光景ではあるのですが、
新年を迎えた初詣のおみくじの白さは、
何か気分が新たまった白さに見えたのです。

そして、恋みくじを引いて、
嬉しそうに微笑みあう若い方々をみていると、
その手にしているおみくじの白さが新鮮な感じで印象的でした。

新年の真っ白。

新鮮な白さは、新たな佳き一年を予感させてくれます。

今年が、心安らかな佳き一年でありますように!