LEDの劣化と熱対策 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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LEDの劣化の最大の要因は
発熱によるものであるといわれる。
LEDの用途が日進月歩で拡大し
照明に採用される例も珍しくない。
LEDの高輝度化も進み
照明にはより高い照度のデバイスが求められる。

照明器具の照度を向上させるには、

A.LEDデバイス本体の発光効率を向上させる。
または
B.LEDデバイス本体のパワーを向上させる。

いずれかの選択肢が与えられるが
最近はその双方を並行して進められているようだ。
ただ、いずれの手法を選択しても
熱による劣化を回避することは不可能である。
輝度が低いデバイスでない限り、
LEDの発熱対策は不可避との結論に達する。

当社で開発した長尺フレキシブルプリント配線板は、
軽さと薄さが特長だが、
熱容量が小さいデメリットがあり、
そこで
放熱接着剤とグラファイトシートを併用することで
この問題を解決した。
熱容量が小さい分
熱伝導シートで熱を二次元方向に拡散させ
耐熱性能が高い材料を採用することで
LEDの劣化の問題の解決を図った。

放熱接着剤の熱伝導率は実測値で 4.4W/mK
この接着剤で熱源とグラファイトシートを密着させて
アルミベースのプリント配線板より高い
耐熱性能と放熱性能を達成した。

プリント回路板の放熱対策は
放熱コム
http://www/hounetsu.com
でご案内している。