フレキシブルプリント配線板とリジットプリント配線板の相違(8) ~ 比重 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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フレキシブルプリント配線板は
一般的にはポリイミド樹脂製のフィルムが採用される。
ポリイミドの比重は
1g/cm3あたり約1.4だ。
一方、
リジットプリント配線板で採用されるガラスエポキシ樹脂は
1g/cm3あたり約1.8だ。

そこで、材料の厚みを
フレキシブルプリント配線板を 100μ
リジットプリント配線板を 1.0mm
と仮定し、
銅箔の厚さを考慮しないと
フレキシブルプリント配線板の重量は
単純計算で
FR-4などのガラスエポキシプリント配線板材料の
約8%程度と出た。

フレキシブルプリント配線板は薄い。
同一材料であっても、
厚さが1/10になれば重量も1/10になる道理だ。
さらに
フレキシブルプリント配線板の材料として一般的な
ポリイミドの比重が
FR-4などのガラスエポキシのそれに比較して
80%程度であるので必然的に軽量化される。