納入基準書の策定 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

プリント配線板の検査の手法は、
1.電気検査(ベアボードテスタ、またはチェッカー)
2.画像検査
  AOI(AUTOMATIC OPTICAL INSPECTION)
3.目視検査
4.薬液の物性検査
5.計器類の検査、校正
6.長期信頼性検査
などの
多くの方法がある。

工場を監査はしたけれども、
納品された製品に不具合が発見されたり
市場に出荷後に不具合が顕在化したり、
不具合のモードによっては、
会社の存続を脅かすものも存在する。

このような不具合品の発生を防止するためには、
設計
製造
検査
納品
に関する「基準書」または「標準書」
を規定しておくことを推奨する。

つまり
良品と不良品の境界を明確に規定しておくことが重要となる。
これらの基準所を規定するためには、
JIS
IPC
UL
JEITA
MIL
などの規格が参考となるが、
依頼先が保有する
社内規格を参考にする手法もある。
いずれにしても
良品と判定された製品の根拠を明確にしないと、
納品後の品質保証体制が揺らぐことに留まらず、
経営にも影響が波及する。
海外メーカーに製造を委託する場合には
特に重視していただきたい。