プリント配線板における金めっきの問題点 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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「金めっきに潜む問題点」

のページへの訪問者数が突出している。
多い日には、
延べ100人近くの方々がご訪問してくださる。
裏を返せば、
市場での不具合が多発していることにもなろう。

金めっきの工程は、
スルホールを形成する銅めっきの工程とは独立している。
さらに、プリント配線板メーカーが
この工程を保有していることは少なく、
外注での対応になることが多い。
この状況は、日本国内に限らず海外企業でも同じだ。

従って、海外企業に製造を依頼する際には、
外注を含めて
全ての工程を確認することをお勧めする。

日本の長所として
水の調達が容易であるが、
周知の通り、海外では水は貴重品だ。
蛇足だが、水を巡って戦争が発生する場合もある。

金めっき工程では上質な水が必須となる。
それができないと品質にリスクが生じる。
最新鋭の設備だけが品質を守るわけではない。