メガネをかけていると、こめかみが締め付けられる。



外したあとに跡が残る。



長時間かけていると、横から押されているように感じる。



そんなとき、「このメガネは横幅が小さいのかな?」と思う方も多いかもしれません。



もちろん、フレームの横幅が合っていないことは原因のひとつです。



ただ、メガネのフィットは「正面から見た横幅」だけでは判断できません。



今回は、メガネがこめかみに食い込むときに確認したいポイントを5つに分けて紹介します。


1.フロント幅だけではフィットは決まらない


メガネを見るとき、多くの方が最初に確認するのは正面の大きさだと思います。



ところが、人の顔や頭部は平面的ではありません。



正面から見た幅がちょうどよく見えても、鼻側から耳側へ向かう頭部の形とフレームの形状が合っていなければ、テンプルがこめかみに強く当たることがあります。



つまり、



「正面のサイズが合っている=横からのフィットも合っている」



とは限りません。






2.テンプルがどのように開いているかを見る


テンプルとは、フレームの両側から耳へ伸びる「つる」の部分です。



メガネをかけたとき、このテンプルが無理に外側へ広がっていないかを確認してみてください。



大きく広がっている場合、フレームやテンプルの設計と頭部の幅が合っておらず、横方向の力がかかっている可能性があります。



ただし、テンプルが外側へ開いているだけで「サイズが小さい」と断定することもできません。



フレームによって設計や弾性が違うからです。


3.智・ヒンジ周辺の構造も見る


もうひとつ注目したいのが、フロントとテンプルをつないでいる周辺です。



同じようなフロント幅でも、この部分の形状や構造によって、掛けたときのテンプルの開き方は変わります。



柔軟性を持たせた構造のフレームもあれば、比較的しっかりとした掛け心地を狙ったものもあります。



そのため、サイズ表の数字だけを比較するより、



「実際に掛けたときに、どこに力がかかっているか」


を見ることが大切です。


4.痛い場所を確認する


「こめかみが痛い」といっても、当たっている場所によって確認するポイントは変わります。



フロントに近い位置が強く当たっているのか。



耳に近い位置で圧迫されているのか。



片側だけなのか。



左右とも同じなのか。



この違いは、原因を探すヒントになります。



特に片側だけ強く当たる場合は、顔や頭部の左右差だけでなく、フレームの変形や掛かり方の左右差も確認したいところです。


5.「大きいサイズに買い替える」前に調整できるか確認する


締め付けを感じると、すぐにワンサイズ大きなフレームへ買い替えたくなるかもしれません。



しかし、フレームによってはフィッティングで改善できる場合があります。



反対に、構造や素材によって調整できる範囲には違いがあります。



無理に自分でテンプルを広げるのではなく、まずは購入した店舗や眼鏡店で現在の掛かり方を確認してもらうのがおすすめです。


メガネ選びは「顔型+サイズ」だけではない


似合うメガネを探すとき、



「丸顔だからスクエア」
「面長だから天地幅のあるフレーム」



といった顔型の情報がよく使われます。



それも候補を考えるひとつの方法ですが、実際に長く使うメガネでは、見た目だけでなくフィットも重要です。



顔幅。



頭部の形。



鼻まわり。



テンプルの形状。



フレームの構造。



そして、どんな印象に見せたいか。



こうした複数の条件を一緒に考えることで、候補をより現実的に絞ることができます。



メガネ選びでは、「似合う形は何か?」だけでなく、



「自分の顔に、どう掛かるのか?」



という視点もぜひ加えてみてください。