久しぶりに、おもしろーい本を読んだ。
浅田次郎の「壬生義士伝」
最初、壬生義士伝と聞いて、忠臣蔵のお話かな?と思ったけど、新撰組のお話でした。
新鮮組の中でも、マイナーな吉村貫一朗隊員が主人公。
当時、他の隊員達は、徳川のため or 尊皇攘夷のためなど、いわゆる大儀のために必死に人を切っていたのだが、この貫一朗は盛岡に残した家族のため、バッタバッタと人を切る。切腹の介錯など、嫌な仕事も引き受け、そのご褒美をせっせと家族へ仕送りするのだ。
しかし最期は。。。
とまあ、こんなお話。
近藤勇や土方歳三と違って、地味~な男なのだけど、生き方はとてもかっこいい。奥さんや家族を守るために、働いて働いて、人まで切ってしまうのだから。
あまりに、本に感動してしまったので、DVDの壬生義士伝 まで見てしまった。
中井喜一、渋かった。
泣きたい人、オススメです(本の方ね)。