先週の土曜日、しろくまはかねてからの悲願であった、市ヶ谷の防衛庁(元・自衛隊市ヶ谷駐屯地)に見学に行った。これは、市ヶ谷の防衛庁の敷地を探検できるという、とってもわくわくドキドキなツアーとなっていて、要予約の特別ツアーである。


普段は、平日しか行われていないのだが、先週は「自衛隊おんがく祭り」なるビッグイベントがあったため、特別に土日も開放したらしい。しろくまは9月頃にこの情報を入手!さっそく、この手の探検が好きなチビッコぐまを誘い、予約した。やっぱり。国家重要機関だけあり、予約も一苦労。事前電話予約の上、FAXで住所、氏名、電話番号、生年月日を提出しなければならない。


土曜日は、東京は快晴、絶好の探検日和。市ヶ谷の防衛庁に門にて、身分証明書を見せて、ようやく敷地内に潜入!当日集まった人は大体50人くらいかな。

しろくまはアーミー姿の自衛隊のお兄さんが案内してくれるのかと期待して行ったのに、鬼軍曹みたいなおっさんが率いる、コンパニオン軍団が満面の笑顔でお出迎えときたもんだ。名古屋万博も顔負けである。


防衛庁


そんな鬼軍曹と美女たちに連れられ、いざ内部へ!!

この防衛庁ツアーのメインイベントはやはり、市ヶ谷記念館である。

この記念館は、もともと同じ敷地にあった、旧陸軍省の建物を一部移築し、歴史の証人として残していこうじゃないか!という記念の建物である(写真がそれ)


記念館


建物内部には、戦後の極東軍事裁判が開かれた講堂や、三島由紀夫が割腹自殺を遂げた陸軍大臣室、天皇が視察にきた際に休むお部屋などなど、当時をそのままに床板1枚1枚まで、大事に保存されている。

プラス、けっこう有名な軍人が着ていた軍服や、小物なども展示されている。

記念館に到着すると、その講堂で、「市ヶ谷の歩み」なるDVDを見せられる。決して、自衛隊万歳!!みたいな代物ではないので、ご安心を。とっても客観的に市ヶ谷駐屯地の歴史を江戸時代から淡々と説明してくれる。しろくまはとっても勉強になった。

元々、市ヶ谷駐屯地は徳川御三家の尾張の殿様の江戸屋敷があり、その後陸軍学校、陸軍省と軍事の中心となったそうだ。戦後アメリカから日本へ返還される前は、アメリカンスクールもそこにあったという。

(今日の記事は勉強になるねー)


この記念館の他にも、防衛庁の庁舎や自衛官の寮(外観だけね)、職員食堂も見せてくれる。お土産だって買えちゃうのだ!しろくま達は、友達のじじいぐまに自衛隊ストラップを購入。

このツアーの最後は、殉職慰霊碑があるメモリアルパークでみんなで一礼しておしまい。


トータル2時間半弱のコースだが、しろくまは時間が足りないくらいだった。

美人コンパニオンによると、平日の午前中が空いてておすすめだそうである。

しろくまはもう1回行って、鬼軍曹を独り占めするぞ!!


興味のある方は防衛庁ホームページ