前回のブログで後天的な要素の1例を紹介しました

こんなことを考えていると

その子がどんな環境で育ったか?ってことが

1番重要なんだろうなと思います

物理的にも精神的にも・・・

1番大事なのは、お母さんの愛情(●'w'●)

これは間違いない

男としてはちょっと悔しいけれど、

子供にとってお父さんよりお母さんが最重要人物です

 

動きのクセが骨格を作るのか?

って話

まずは写真

ちょっと眠そうですが(笑

患者さんです

こんなにちっちゃいのに膝が痛くて来院しました

 

結構な「なで肩」ですね

来院時はもっと「なで肩」でした

滑り台くらいの傾斜

横から見てみます

 

みぞおちあたりが前に出ています

最初に見た時はもっとひどかった(写真撮り忘れました)

 

彼はサッカー少年です

この体で運動を続けていくと・・・

職業病なのかそんなこと考えてしまします

(グラビア見てもそんなことばっか考えちゃいますよねw)

思いつく疾患は

・腰椎分離症(反り腰)

・肩こり(なで肩)

・投球障害(肋骨内旋)
(サッカー少年なんで関係ないかw。でも「野球やりたいって」もしなったら心配)

・頚部痛(ストレートネック)

・オスグット、ジャンパー膝(骨盤前傾)

(僕的にはこの2つは同じ疾患として扱っています。今回の来院はこの疾患)

などなど・・・・

考えればまだまだ出てきます

 

まぁ不安を煽るのは良くないので

あくまで可能性が高そうだぞって話です

うまく代償できれば痛まない

(代償って悪いことのようなイメージが強いですが、人間なんて代償で生きてるようなもんだし、うまく代償できるってことはとってもいいことなんじゃないかと思ってます)

 

さてさて

この子のこの骨格はどうしてこうなっちゃたのか?

彼は一人っ子で結構甘えん坊です

お母さんはなんでもしてあげたくなるタイプ

危険なことはあまりさせたくなかったりします

だって大事な一人っ子です

その気持ち良く分かります

僕もなんでもしてあげたくなっちゃうタイプの人間です(自分で言うなってw)

赤ちゃんの頃はあまりうつ伏せで寝かせなかった

ハイハイもあまりしなかった・・・

 

なんか色々見えてきますね

こうやって書くと

お母さんの育て方でなってしまったのか?

って思ってしまいますが

ちょっと違います

この子が勝手に覚えていった事の積み重ねなんです

でも、彼は成長期の途中で気がついた

今からどうするかが1番大事です

骨格自体は成長期の時に完成してしまいますが

痛みが出るか?機能的に使えるか?

ってのは何歳からでも改善可能です

 

彼とお母さんに教えたエクササイズは2つ

①時間があったら風船を膨らませること

②肋骨下部を前後に拡張しないように押さえて

 鼻で呼吸すること(肋骨上部で呼吸する練習)

 

今回の写真は3日くらいやってもらった後です(お母さんの許可はいただきました)

この子の呼吸という動作のクセが肋骨や肩の骨格を作っていくのに

影響を及ぼしています

 

こんな子が増えないように

できることを模索中です

次回「運動神経ってどうやって作られてくんだろう?」ってのを
書いてやっと終わりのながーーいブログになってしまいました

多分次回で終わるはず・・・・

 

長文読んでいただきありがとうございます