2年ぶりのN会。


N会とは。


N会の会長は療養中。


会長が世話になっているいわゆるサ高住の施設に3人で訪問。


会長は半身不随で車椅子生活。


以前会った時より会話のレスポンスもよく改善している模様。


生活ぶりや悩み事も含め3時間半ほど談笑。


帰り際には会長は目を真っ赤にしていて感謝の意を。


こちら側はみんな世話になっているのでこういう機会を設けるのがむしろ遅くなって申し訳ないくらいにしか思っていなかったが。


本当は外に連れ出して飲食したかった。

(もちろん万全の体制でノンアルコール、短時間でと考慮しメンバーのN氏も看護師でもあるし)


それでも担当医からは「何か問題があった場合に家族以外で責任取れるのか」と詰められればこちらも何も言えず。


リハビリを頑張って自力でもう少し歩行が出来るとか今よりも改善の兆しが見えれば可能性はゼロではないかもしれないが現時点ではまだ難しそう。


しばらくは施設におじゃましてしばしの会話を楽しむ以外に方法を見出せない。



いつかどんな形でも外でみんなではしゃげる日を夢見てリハビリに励んでもらうより他ない。


会長も「頑張る」とモチベーションも上がったようでその部分は多少の励みになったのではとも思う。



その後、会長以外のメンバーで街中に移動し、アルコールありの飲み会。


N氏は看護師、K氏は経営者と自分とは畑違いの職種でその会話もまた刺激的。


未知の分野の話は興味深くN氏は終末期医療に関わっているし、K氏は継いだ家業からまたあらたなチャレンジをしようとしている。


縁あって十数年以上の付き合いはあるけど置かれた環境が変われば話題の幅も自ずと広がってくる。


それぞれのフィールドで経験値が増せばお互い感じあうところもまた変化する。


療養中の会長の話もその立場で思うところを伺えば、こちらもまた感じるところ考えるところ多々ある。


困難を抱える仲間は支えたいしチャレンジする仲間には後押ししたいし。


綺麗事であってもそうありたい。




飲んでる中で

「自分は人見知りだし(人と接しなくても)『寂しい』という感情がない」

と言う話をしたらK氏が

「ぺいやんさんは人が好きだし『強い』んです」と言った。


そうなのだろうか。


少なくともK氏にはそう見られているということだろう。


K氏が「強い」と言ったのは「孤独に対してプレッシャーに対して」という意味なのだろうが、もしかしたらそれは虚勢を張っているだけにすぎないのかもしれないと後々少し考えてしまった。


耐性はある方かと思っているが本当はどうなんだろう。


自分でもよくわからない。



なんだかんだ気持ちよく酔いながらも実のある話もできたし、みんなの笑顔が見られただけで満足。


また定期的に開催することを誓って今回は解散となった。