最近業務でAIを使用することが増えた。
携わる巨大プロジェクトは少々特殊な上、グループにたくさんのメンバーもいることで情報が共有しやすいため調べ物も人に聞いた方が早いことが多い。
一方それとは別の案件も並行して開発業務を行っている。
そちらはほぼソロ活動。
そこで重宝するのがAI。
業務で使用しているのはMicrosoftの
「Copilot」。
当初は業務に関係ない様々な質問を投げかけてみたところ精度がいまひとつ。
逆にお題を与えて指定した言語でプログラムを書いてみろと投げるとなかなかのクオリティで返してくれる。
もちろん細かい部分は微調整が必要。
また作成したプログラムがエラーとなった場合、プログラムコードをそのまま投げて「こういうエラーが出たんだけどどこがおかしい?」と質問するとほぼ正確に返してくる。
このおかげで格段に作業効率が上がった。
このペースでAIの精度が上がっていけばもはやプログラマーは不要となるだろう。
そのうち作業のメインとなっている設計業務もAIに置き換わっていくだろう。
精度が高い有料のChatGPT Plusをそのうち使ってみたいと思っている。(月額$20)
AIが進化して自分の仕事が奪われるかもという不安はほとんどない。
もしそうなったらどうにかして別の職業を探すしかないし、そんな時代になるのを心のどこかで待ち望んでる部分もある。
そもそも自分が定年を迎えるまでこの仕事をやっていたとして、その間にAIが自分の仕事を完全に肩代わりすることができるか。
もうAIに人間が対抗していくのは無理がある。
進化は止まらない。
進化の過渡期ではAIを人間が悪用することもあるだろうし(現に今も気づかないところでされている)、AIに"倫理観"がもてなければ暴走して人間はいずれ絶滅させられるかその奴隷になるかもしれない。
これは極端に悪い想像ではあるけれど。
また雇用が奪われてしまう一方で人間は働かなくてもベーシックインカムが確保されるという楽観的な?見方もある。
AIやロボットが工業製品、農産物を生産し人間に提供されればただ消費するだけの社会。
芸術に関しても絵や文章などもすでにAIで製作されている。
"便利"を超えて"服従"させられてしまっては何のための革新なのか。
そして与えられたものをただ"消費"するだけの社会にどんな意味があるのか。
シンギュラリティ、すなわちAIが人間の知性を完全に上回るのが2045年との説もある。
その瞬間に立ち会えるかもしれない。
その世界が訪れたとき自分はどう感じているだろうか。
いろいろなことが当たり前になって麻痺してしまっているだろうか。
そもそも人間が生み出したものであるAI。
うまく共存できている未来になっていることを願わずにはいられない。