先日手に入れたゲーム「龍が如く8」。


ほぼ毎日やっている。


先日の祝日は出勤日だったがあえて三連休にしてゲーム三昧。


本当はどこか行こうかなとも思ってはいたものの奥様も多忙なようである意味利害が一致。


朝7時に起きて電源オン。


子供ならもれなく怒られそうだが(いや大人でも怒られるだろ)、昨年からこのゲームに対する熱い思いをプレゼンしたことが奏功したか大目に見てもらっている。

※奥様もやることがたくさんありすぎてこんな"ゲームおじさん"にかまっていられないところが実情


これほどまだゲームにハマれる気持ちがあることに我ながら驚きもありつつ。



ストーリー的にはシリーズ当初からの主人公桐生一馬が余命幾許もない中、もう一人の主人公春日一番と協力しながらある陰謀の闇を暴いていくもの。

※左:桐生 右:春日


極道の世界に身を置きながら他人の事ばかり想い、スジを通して生きていくその姿。


死んでも悔いはない」と常に覚悟しながらも命尽きる最後まで必死に"何か"のためにやりきろうとするその姿。


映画、ドラマ、小説、マンガ、そしてゲームにいたるまで人の創作物で心が動かされることが毎回新鮮で毎回新しい何かの"種"を心に植えられたような気がしている。


ゲームおじさんは毎日ジーンとしているのだ。



さて最近読んだ本「DIE WITH ZERO」。


帯にある通りゼロで死ねというテーマ。


近年読んだ本の中ではかなり刺さった。


刺さったというより自分がおぼろげながら考えてたことを文章化してくれたと言ってもいい。


死ぬまでに金を遣い果たす。


もし自分の資産を相続する相手(伴侶とか子供とか)がいるならその相続分をよけてそれ以外を自分のために遣う。


1円残らず遣い果たして死ぬ。


もちろん単純に浪費しろという話ではない。


豊かな人生を送るためにお金を遣って経験できることはとにかく早いうちに実行すべきだという骨子。


最近はNISAや株高の影響かちょっとした投資ブームみたいになっている。


自分ももちろんやっているし、時とともにインフレによって目減りする貯金より資産を守るには有効な手段だとは思っている。


界隈では「億り人」や「FIRE」などというキーワードが目につく。


節約に節約を重ねてコツコツ貯めて増やして老後は安泰。


しかしそうした資産を作り上げるのにもし時間とあらゆる機会を犠牲にしたとしたら。


老齢になって1億円手元にあったとしてもどうやって遣うのだろうか。


身体は思うように動かず意欲や物欲は昔より減衰してほとんど遣いきれないかもしれない。



学生時代バイトで貯めた15万円。


10日間の東南アジアひとり旅。


今、口座にある15万円とは全く価値が違う。


まず今15万円で同じ旅ができるか。


物価の違いはもちろんあるし、もうあの時のマインドはない。


恐れ知らずの小僧がやったからこそ大きな価値がある。


今でもその思い出だけで白飯が食える。


先ほどのゲームでも「追憶」という名の過去シリーズの振り返りイベントがある。



「人生で一番大切な仕事は『思い出作り』」というのは激しく共感。


思い出を作るためにたくさんの経験をし、そのためにお金を遣う。


自分の命が尽きるとき

やりきった!そして遣いきった!

と言い切れるのが理想。


とはいえ老後の資金もまだまだ心許ない。


「貯める、殖やす、遣う」を最適化してうまくバランスをとっていきたい。