連休明けの卓球練習。


今回は珍しく主宰者のAさん、Aさんの母君、自分とまさかの参加者3人。


最近、火曜練習の参加者数にムラがあって来る時は来るけど来ない時は全然来ない。


さすがに今まで3人というのはなかったような。


組み合わせやローテーションで毎回Aさんと練習できるわけではないので、ここぞとばかりに試合やりますかと。


ちなみにAさんは全日本マスターズ(全日本選手権の一つ下のランク)に出場経験もあり数々の大会でも優勝している猛者。


今までAさんの調子が良くないときに2回ほど勝ったことがある。


いやその前に少なくとも100回は負けていることは言っておく。


近年、試合形式でやっても全然歯が立たなかったが、ここ最近になって好勝負が続いていた。


今回、肘と膝のサポーターを外し生身で臨む。

(サポーターしてても生身だろ)


基礎練習から試合。


1-3で負け。


やっぱり勝てぬ。


とった3ゲーム目は大差をつけ流れを作ろうとしてもすぐに修正されて取り返されて終了。


何かいけそうな気がすると休憩後、再戦依頼。


Aさんも納得いく勝ち方ではなかったようでより一層気合いが入る。


Aさんの母君が審判。


いきなりあっさり2ゲーム落とし後がない。


開き直って積極的に攻める。


力が抜けた途端、球が相手コートに入りだす。


打つ瞬間だけグッと。


Aさんは自分のペースに引き込むのがとても上手い。


バンバン強打するスタイルではなく相手の軸をずらして逆コースを攻める、まるで"合気道"のような。


相手が強打すればその勢いをカウンターで返してくる守備力の高さ。



とにかくAさんのペースに合わせないように。


ここで気をつけるのは「呼吸」。


呼吸自体を相手に合わせてはいけない。


相手を見すぎてしまうと自然に合ってしまうことがある。


そうなると相手のペースになりやすい。

(極めて個人的見解)



呼吸を意識してAさんが今日苦手だったサービスを思い出す。


徹底してYGサーブを。

(ちなみにYGとはヤングジェネレーションの略。使う本人、気持ちはヤングなので問題なし)

YGサーブ



1ゲーム返した。


ゲームカウント1-2。


4ゲーム目も戦術を変えず攻める気持ちで。


ゲームカウント2-2。


ついに最終ゲーム。


Aさんの焦りが少し垣間見えた。


一進一退の好ゲーム。


デュース。


ここまでくると運や技術で結果は決まらない。


どちらのオーラ(闘気)が強いか。


そのオーラの源泉はメンタルだ。


12-12。


自分のレシーブ。


置きにいってしまった。


オーバー。


12-13。


自分のサービス。


ちょっと色気を出した。


YGサーブをセンター深め狙い。


これが裏目。


サービスミス。オーバー。


ジエンド。


ゲームカウント2-3で負け。


土壇場で乱れた平常心。


最後のレシーブで積極的にいけなかった弱さ。


最後のサービスで色気づいた傲慢さ。


緊張したのではなく空回り。


むしろ落ち着いていた。



翌日起きてもまだ悔しさが残っていた。


そして最近あまり感じたことのない種類の疲労感。


ああいう場面での"引き出し"の足りなさを痛感。


でもあのシビれるような感覚、また味わいたい。


試合でしか味わえないなら今年はもっと試合に出るべきか。


まずは練習を試合のように取り組むことから。


頑張ろう。