レイキを施す際、触ってみれば徐々にしこりは小さくなっている。
しかしまだ唾液腺から時折少量の膿が出るよう。
まだまだ完治には至らず。
たまたまテレビで唾石症について取り上げたものを見ていて、横浜市立大学の先生で唾石症内視鏡手術のエキスパートが出演していた。
唾石症の手術は切開して取り出すのが一般的だが、唾液腺の周囲は神経が複雑で傷つけるリスクもまあまああるらしい。
そのため手術を躊躇していた。また状況も改善されてきていたのでこのままいけばいいなと期待していたところ。
でもこのタイミングで目にするというのは何かの縁。
病院のHPを見ると先生直通の連絡先が。
早速メールすると夜遅くにもかかわらず超速で返答。
火曜なら診察できるとのこと。即予約。
奥様には頑張って一人で宇都宮から車で横浜まで行ってもらうつもりだったが、気になって仕事にならなそうなので急遽自分も休むことにした。
そして朝6時過ぎに出発。予想通り首都高は川口を過ぎてから渋滞。断続的に葛西の手前までダラダラ。
約3時間かかり到着。奥様は受付、自分は周辺を散策。
散策とはいえ、ここ金沢区は八景島しかなく店もほとんどない。
まず海の公園へ。
持参した本を読みだいぶ時間が経った。
まだ診察、検査が終わった知らせは来ず。
病院の駐車場へのんびりと戻りつつ。
なぜかこのあたりの風の匂いが懐かしさとは違う何かを思い起こさせるようなものを感じる。
八景島シーパラダイスはだいぶ昔に2度ほど訪れたことがある。
淡い思い出といきたいところだが、記憶が薄れている。
年をとって悲しくも救われているのは昔感じた当時の感情が薄れていくことだ。
鮮明にとはいわないが、その残り香みたいなものをふとしたきっかけでごくたまに思い出すことがある。
そんなノスタルジーを味わうのはとても好きなのだが、意図して感じられるものではない。
最近この感覚を味わうのは「匂い」と関係していることがわかった。でもそれはコントロールすることができない。
さてさて、車の中で一眠りししばらくたった頃、連絡が。やっと終わったと。
帰りに中華街でも行こうかと画策していたが、のんびり食事をしていると帰りが遅くなりまめがふてくされそうなのでそのまま帰ることにした。
唾石は5ミリ。すぐにどうこうということはないようで手術は来年2月ごろに予定。
今回は目的があったので楽しい旅行とまではならなかったが、気分転換にはなった。