なんでもない、ありふれた時間
刺激があっても、楽しくはない時間
じぶんとふたりっきりでいるときを
つまんない、変化がない、楽しくねー
の連続で過ごしていると
じぶんひとりでいる=つまんない
じぶん=つまんない
になっていくのは道理ですよね―
このよーに
上手に隠しまくったじぶんの実相が
あまりにもくっきりと見えちゃって
軽く死にそーになりましたw
が、同時に これはなんぞ使える
とも思いまして。ここはせっかくだし、ちょっとした実験をしてみようと。
ひとりの時間(じぶんとふたりっきりの時間)に
もしも、あーくそつまんね とか
チッ と思えるような場面に出会ったら
そこから別方向へ展開させてみよう実験です。
コミットしたら、チャンスはすぐやってきました。
前記事でも書いた 巣を追い出された
(※鍵を忘れて閉め出された)騒動のときのこと。
も――なんだよ~~バカ―ん
と、野菜を抱えてエントランス付近をうろうろしていたら
自転車に乗ったおばあちゃんが、ふいに道を尋ねてこられたので
あたしはここぞとばかりに。
懇切丁寧に、道を案内してさしあげるという形で
巣を締め出され困惑してるエネルギー量をそのまま、まるっと別ベクトルに方向転換したのです。
じぶんの説明能力の高さは日頃から自認しているので、おばあちゃんにはとても感謝されました。
いいことをすると、なぜか気分がアガります。
これはイケる と思ったので、そっから先は
つまらんとき、なんか気分が乗らないときは
とにかく誰かを見つけて、ちょっといいことをする作戦に出ました。
電車の中で笑顔で席を譲るとか、そんな程度のことですが、落ちているときは優しくする余裕がなくなりがち。そこを、あえて今のじぶんの周波数と遠い行動をとることで周波数は割と瞬時に切り替わります。
これは、怒ってたり、泣いているこどもをびっくりさせると、一瞬で機嫌がなおってしまうのと同じ理屈ですかね。
いいことをする機会に恵まれないときは
笑えるネタはないか、あたりを観察することに注力しました。
そーすると、なかなかのヤツに遭遇するんですー
一昨日、整体に行くため電車に乗ってたら
目の前にお母さん、男児(小1くらい)、兄(小5くらい)が
横並びに座っていて、真ん中の小1が明らかに飽きちゃってる様子だったの。
ギャーギャー騒いでみたり、母親に注意されて一度は黙るけど
すぐに耐えられなくなり、隣の兄の顔をベシベシ叩き始め(!)
これは……まちがいなく鉄拳制裁を食らうだろう
と思って観ていたら、そのお兄ちゃん
まったく動じず、されるがままにしているの。
リアクションがないのがつまらなかったのか、兄の帽子を奪い
顔面に押し付けるなど、次第にエスカレートしていく弟の仕打ち。
ついには帽子で顔を塞いだまま、頭を叩き始めるではないですか。
息が せめて息はさせてあげて〜
お母さんはスルー。
むしろ、兄弟の隣に座る、赤の他人のお姉さんの方が心配そう。
観ているこっちが
お兄ちゃん、大丈夫? がまんは溜め込み過ぎると毒だお!
と、声をかけたくなるレべルだったのですが。
そこで事件は起きました。
一方的にやられているお兄ちゃん
やおら帽子をじぶんの顔から引き剥がすと
弟に、ぶちゅ――――― と
濃厚すぎるキスをお見舞いしたのです
弟、不意打ちに仰け反り、逃げようとするも適わず
お兄ちゃんにガッチリロックされ、顔中にキス攻撃
を食らっています。
必死にジタバタする弟、嬉しげに弟の顔面を吸う兄。
完全に形勢は逆転していました。
あたしは……
腹筋が崩壊するかと。
最後にトドメを刺したのは母親。
エスカレートするふたりの頭を、突如、おもむろに。
まるでコントのように
スパーン スパーン
って
リズミカルにしばいたのです。
手にハリセンをお持ちかと思うような
小気味好い音を響かせながら、無言。
顔はあくまでも無表情です
向かいの席で見守っていたサラリーマンふたりも
会話を止め、静かに腹筋を震わせていました。
結局、その家族が降りるまで
コントがひたすら続いたおかげで、40分の乗車時間が
光の速さでした。
これも相対性理論でしょうか。
そんな感じで、実験キャンペーン続行中です。
またなんかネタを拾ったらシェアするおっ