富士登山中、mixiで実況日記をつけていたのですが、
途中で携帯のバッテリーが危険になり中断しましたあせる

FULL充電してほとんど使っていないのに、
朝の4時半には充電がなんと1コに!
ふだんだったら2日は持つのに~~
代えのバッテリーを持っていなかったので、激しく焦りましたショック!
富士山ではデジカメや携帯の充電があっという間になくなって
しまうという事実を、今回知りました。
標高のせいなのか、電磁波の関係なのかわかりませんが、
わたし達の他にも電池切れで困っている人達を沢山見ました。

これが今回はすごくキモなのでした。

結果を先に言うと、
わたしは2日の日中、朝の10時半から15:00まで、
ずーっと8合目にいたのです叫び

みなさんのアドバイスをしっかり頭に叩き込み、
マイミクきょんぱちゃんには遠隔ヒーリングまでお願いし!
準備万端、体調も整え、1日の夜、
わたし達4人は須走口から登り始めました。
5合目のパーキングはいっぱいで、路上駐車になったので、
4合目からのスタートです。
これは、標高の高い山にじんわり慣れるために
逆によかったように思います。

人が少ないと言われる須走も満員御礼。
満点の星の下、沢山のパーティーが登って行きます。




自分のペースを守り、出来るだけ深く呼吸しつつ、
あまり大股で進まないように、
ちょっと息を整えるプチ休憩をとりながらコツコツと。

5合目から6合目の道は結構最初から段差があって、
まさに 山道~ってかんじでした。
ヘッドライトをたよりに、足元に気をつけつつ、
登っていきます。

1時間後ぐらいに、6合目に着き、
数分お水休憩をとっているとすぐに体が冷えてくるので、
また体を温めるために登ります。

6合目の次は7合?と思ったら、本6合だって。
9合目までずーっとふたつずつあるらしい。

つまり
6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10合目
と続くわけで。

先は長いわ~と思いつつ、7合目ちょい手前くらいから
急に体が震えるほどの寒気と、頭痛を感じ始めました。
これが噂の高山病かな~と
心配になりながら歩いていたのですが、
だんだん頭痛とめまいが増していきます。

ゆっくり歩き、
7合目に着いた頃は丁度ご来光の時間なのですが
その寒いことドクロ
持っていた衣服をぜんぶ着込んでも、
全身がおこりのように震えるのです。 ガクガクブルブル。
震えながらも、ご来光だけは…!
と根性で画像に収めました(笑)










同行の人がブルーシートで覆ってくれ、
全員(全員ヒーラーです笑)でヒーリングしてくれるのですが、
このまま登り続けるのは危ないと判断し、
わたしだけ山小屋で少し休むことになりました。
(小休止でもひとり7000円以上払うので)

みんなと一時別れ、山小屋に残ったあとも、
暖房が効いているのに震えが止まりません。
体感では38度くらいある感じで、歯の根も合わず、
眠ると高山病は悪化することもあると聞いていたので、
ただひたすら布団にくるまり呼吸法をしていました。
きょんぱちゃんのヒーリングも受け取りました。

すると2時間後くらいにはやっと震えが治まり、
3時間後にはバッチリ復活!
登り始めより元気になっちゃいました。

朝5時から8時まで小休止し、朝ご飯にゆで卵と甘酒を飲み、
よーし頂上まで行けるぞ~
とのメールを仲間にしようとしたら!!

携帯のバッテリーが…もう1コになってるのです。


ひえ~合流地点決めてないのに!!
ものすごく焦りました。

みんなはまだわたしが7合目で休んでいると思っているし、
たぶん下山の途中、7合目で拾ってくれるつもりなのです。

でもわたしはバリバリに元気。
とりあえず8合目まで登るよ~とメールを打ち、
登り始めました。
これがちょっとミステイクでした。

みんなバッテリー切れ直前で、
極力携帯の電源を落としているので
8合目でぱよこと合流する!と確認後は、
携帯をチェックできなかったのですって。

みんなはわたしが7合目を出発した時点で9合目に向かって
いました。 登頂はたぶん…11時半か、
12時くらいでしょう。

一方わたしはというと、
7合目から本7合を自分ペースでゆっくりと。
いつもは見上げる雲を見下ろしながら、



たくさんの登山客に紛れつつ、ひとりを満喫。
孤独を感じることもなく、高山植物やハチとお話したり、
のほほーんと傾斜を登ります。

ペースもゆっくりなのに、
1合登るのに50分くらいと、なかなか快調。
7合目を8時半に出発し、
本7合に着くと9時10分、20分休んで、
次の8合目につくと、10時20分くらいでした。

本8合もすぐそこです。
無理なく自由気ままなマイペースで歩いているのと、
3時間の休憩、
みんなのヒーリングが最高に効いているみたい。

でも8合目についても、みんなからの返事は
8合目で待っててね!のまま。

8合目から本8合は比較的近いし、
たぶんゆっくり休みつつでも、11時半までには行ける。

そこで15~20分休んで12時くらいから向かって、
13時~13時半くらいに9合目に行けそう。
そこで30分休んで9.5、頂上(すごい混んでる)着は
15~16時くらい?
なんて計画をたてても、まったく連絡がつきません。

バッテリーは1コだし、
勝手に登ってみんなと合流出来ない場合、かなり困ります。
わたしは下山道を知らないし、
3時間の思わぬ休憩料でお財布もやや寂しくなっているし、
下山した後、夜の足のことを考えると、
8合目でみんなからのメールをとりあえず待つのが得策だと
いうことで、 ただひたすら待っていたのです。

仲間が登頂すれば、わたしからの【上で合流したい】
メールを確認してもらえるだろうから、
わたしがそこから登っても、
みんなに頂上でお鉢巡りでもして待っててもらえば
頂上合流もイケるかもしれない。

でも、とにかく連絡がまったく着きません。
今どこにいるのか、どういう状態なのかまるで判らないので、
一応待ち合わせ場所として確認がとれてる8合目にいるしか
ないのですガーン

動くに動けず、
わたしは8合目で紫外線にじりじりと焼かれながら
日焼け止めクリームが流れ落ちるのを感じていました。

それでも2時間くらいはのほほーんとしてたのですが、
だんだん不安になってきます。

頂上からもしかしてまちがって別のルートで降りてしまい、
もう下に行っちゃったんじゃないかとか、
8合じゃなくて本8合で待ってたらどうしようとか、
だれかの体調が悪くなって、
降りるに降りられないのでは…とか、

近ーい太陽にじりじり焼かれて日焼けしてくるし、
喉ばかり渇くし、水分とるとトイレに行きたくなるし、
トイレ行ってる間にみんなが来て、
いないから降りていってしまったら…とか、

時間だけはたっぷりあるから、
もう笑っちゃうほど次から次へと不安な妄想?
がやってきます。

こういうとき、地上だったらどうしてるかな。
無駄な時間と判断して、さっさと独断移動しているなぁ。

しかしここは富士山8合目(笑)

ひとりで頂上まで登ってしまうのはいいけれど、
下山ルート知らないし、
まぁ他のひとに混じって降りれたとしてもその後の足は?
バスとかあるのだろうか?
調べてない…。

また不安。
どっちにしても不安。

不安ってどこから来るのかしら。
あまりにもヒマなので、禅問答みたくなってくる。

こんなに不安なのは、
仲間のことを信じていないから。

いや、さらに突っ込むと、
世界(宇宙)が自分に害をなすわけがないと、
ほんとの本音では信じていないから。

なぜなら自分は宇宙から否定されていると、
心のどこかで思ってきたから。

あらっ?またあやさんのWSと繋がった~

信じたい。信じよう。
宇宙はわたしを愛していると信じよう。
仲間のことも信じよう。

でも不安を感じている自分も確かにいる。
その自分を俯瞰で眺めている自分もいる。

目の前に山小屋があるのですが、
富士山の山小屋って、
そこでお泊まりする人しか入れないところがほとんど。
わたしの目の前にあった山小屋は、
食事だけというのも出来るけれど、
食事の間10分間だけという決まりがあって。

気分が悪くなり、助けを求めて山小屋に入っても
あっさり断られ、逆ギレして怒鳴り散らすおじさんとか、
ごはんを食べてたら急かされて暴れ出す若者とか、
いろいろ見ました。

すると自分もだんだん怒りが涌いてきて、
なんで自分だけこんなところで足止め食らっているの?
なんで携帯の電池はこんなにすぐ減るの?
なんで自分だけ小屋で休憩することになったの?
なんで仲間からのメール着信が来ないの?
なんでこんなに外は熱いのに、中へ入れてくれないの?

と、ブチキレそうになったため、
ついに立ち上がり、小屋の中に入ってどん兵衛を注文し、
ズゾゾゾゾーとおそばをやけ食い(笑)

もうすることないから食べてやる爆弾

みんなが来たとき見えるように、
外の様子が見える場所で立ったままおそばをすすっていると、
今度は急に寂しくなりました。

仲間のみんなはどうしてるかなぁ。
元気に頂上到達したかしら?
どんな景色かな?
みんな楽しんでいるのに、
そこにわたしはいないんだなぁ。

おそばを食べ終わり、また外のベンチに座るわたし。
なんだかいろんな感情がごちゃまぜになり、
3時間の休憩の後、
ひとりで登山した楽しさはいつのまにかしぼんでしまい、
その豹変ぶりに、人間(自分)てふしぎな生き物だなぁ。
としみじみ。

そのときふいに、
【アミ 小さな宇宙人】
という本の一節を思い出しました。

『…それは君の野放しになった想像力のせいだよ。
コントロールの出来ない想像力は、
それが生み出した恐怖で人を殺すことも出来るし、
善良な友達ばかりの中でもばけ物を生み出すことも出来るんだ。
われわれの内部の生み出した想像のばけ物をね。

でも現実はもっと単純で、美しいものなんだよ…』

ああほんとうにそうだなぁと。
まだ起こってもいない不幸を想像するだけで、
ひとはこんなにも不安になるんだな。

不安な妄想はどれひとつ現実になっていないのに、
今ここにいる自分は富士山の8合目でおそばを食べて、
美しい景色を見ているのに、何を疑っているんだろう?

そうやっていつも世界が自分にいじわるするのではと
ずーっと疑ってきたから
いつも結果はオーライなのに、その過程を信じないから、
だから不安になっちゃうんだなぁ。

そう思ったら何か妄想がばかばかしく思えて、
思い切ってトイレに立ちました。
お財布と携帯だけ持って。

個室に入ったとたん、メールの受信音が鳴ります。

『お待たせ~これから降りていくね!』

仲間のひとりからでした。

それから小一時間後、
疲れてヘトヘトになった仲間達の姿を見つけたときは
もう会えたことが、
みんなが無事だったことがただ嬉しくて、
ワンコのようにはしゃいでしまいました(笑)

それからみんな一緒に下山。


ほらね。現実はもっと単純で、美しいものなんだ。


帰りの砂走りというルートはものすごかった。
7合目くらいから5合目から一気に砂地みたいなところを
ザーッとすべり降りて行くのです。
まるでスキーのようで楽しいっちゃ楽しいのですが、
その距離たるや…。
まっすぐ見下ろせるのに、
降りても降りても終わりが見えない。
膝を少し曲げ、踵を使って降りるから、
もうヘンな筋肉痛が始まるし。

砂と土煙で全身まっくろ。
鼻の穴までまっくろ。

3~4時間かけて元の5合目まで帰ってきました。

もう夜だよ~星空
そこから更に4合目に路駐した車へ歩き、
砂を出来るだけ払ってから温泉へ。
温泉…極楽でした。
マッサージチェアで天国の門を見ました(笑)

その後疲れているのはみんな同じなのに、
運転手の子はひとりひとり車で家まで送ってくれて
帰宅したのは3日の午前2時。

すっごく疲れて、すっごく大変で、
すっごく不安になったけど、
結局ひとりだけ8合目で終わったけれど、
でもやっぱりすっごく楽しかった。

仲間と一緒だったからだと思います。
みんなと離れて、
ひとりじゃなきゃ出来ない経験もできました。

ほんとありがとう!
わたしの登山を応援し、
心配してくれた人達もありがとう!

守ってくれた存在にもありがとう!
富士山にも、地球にも、宇宙にもありがとう!

そしてみんなで無事帰って来れました。

やっぱり自分は世界から愛されてるって、
ちょっと本音で思っちゃったりしましたよ。


これって大収穫

来年は泊まりがけで行くぞ~!
そして今度こそ頂上を目指すのだぁー♪




おまけ:

仲間が頂上の浅間大社のお守りを買ってきてくれました♪


日焼け止めを塗ってもこんなに焼けました。
(手首の白いとこにはクリスタルがいました)


一緒に頑張ってくれた子達♪
お疲れさま!


おまけのおまけ:

電王の前の時間帯でやってた戦隊モノの
ゲキレッド役のずっきー
なんと同じ日に富士山に登っていたもよう♪
http://blog.watanabepro.co.jp/suzukihiroki/

…MYたけるんは来ていなかったようです。