私の妻は「オーラの泉」が好きで
毎週かかさず見ています。
それにつられて私も見るようになりました。

なぜこんな番組がおもしろいのか
見たことが無かった私にはわかりませんでした。

出演者は江原さんに美輪さん国分さん、そしてゲスト。
私は江原さんを知らなかったし、美輪さんは何か微妙だったし
国分さんも少し微妙やし・・・
タイトルからして「オーラの泉」って・・・
何か変な宗教やろって思ってました。

しかし、いざ観て見ると驚きの連続でした。

「江原さん、スゲー!!!」

「美輪さん、スゲー!!!」

「なんじゃこの番組は、スゲーーーー!!!」

この番組を観た事のある人はわかると思いますが



・人は無駄に生まれてきた訳ではない。

・みんな意味を持って生まれてきている。

・自分に降りかかる問題には何かしら意味がある。

                 「オーラの泉」より


私の妻はこう考えるようになったようです。
昔共通の友人に言われた言葉で

「人生には無駄な事は一つもないんだよ。」

その言葉が今になってわかってきたようです。


今私たちは何かを学ぶ時なんだと

子供を授かる前に学ぶことがたくさんあるんだと。

今していることは、すべて意味があり
それを知り、人として成長すること。


妻はそのことが少しずつわかってくると
何だか楽になったそうです。

そう 
自分を受け入れたんだと思います。


それまでは、目の前の治療、治療、治療・・・
はじめは、タイミングからはじまりIVFまで
妻の中ではここまで自分が妊娠できないとは思わなかったそうです。

そして自分を責めて責めて責めて
自分の体を責めました。

しかし、江原さんと出会い
「人は何かを勉強するために生まれてきたんだ」
という言葉で
自分を受け入れ、そして体も責めるのではなく
受け入れる。

それがどんだけ勇気がいるのか
私にはあまりわかりません

しかし妻が治療をはじめて5年ほど経って
やっと受け入れることが出来たことで
どれほど辛かったかわかる気がします。


何かを乗り越えるときはいつも一人でしかない

他人が言うことはあくまで指針でしかない

そばでいる人もあくまでサポートでしかない


私ではあまり役には立てなかったようです。

江原さん、美輪さん、国分さん

「オーラの泉」

ありがとう。





今、妻はすごく前向きに生きています。

そして周りの同じ悩みを持つ人たちの気持ちを

和らげてあげる事をしているようです。

やはり人は自分に少しの心の余裕

そして本当に自分が経験してそのつらさがわかる人でないと

「与える」

ということができないんだと思いました。


今日も妻と話しをしましたが

治療をはじめて1~2年目の時は

とにかく赤ちゃんが欲しい、欲しい、欲しい・・・

生理が来る度にトイレで泣いていて

とにかく頭の中は「妊娠、妊娠、妊娠・・・」


そんな時に、他の人の治療など応援する気持ちは

持てなかったそうです。

どうしても、「もし後から治療をはじめた人が

私より先に妊娠したら・・・」とか

競争相手でしか見れなかったようです。


しかし、当時の私はそうゆう事を聞きながら

気付きながらも、何も妻にしてやろうとは思わなかったんです。

疲れて仕事から帰ってくると妻は暗い、イライラしている。

何だか家全体がどんよりした雰囲気。

どんどん私の方も機嫌が悪くなり、

些細な事でケンカを繰り返す。


私の方にも心の余裕がなかったんですね。

私は治療に関して知識もなかったし

実の母は、不妊を経験していなく

周りの友達でも経験している人はいなく

おそらく、もう少し病院に通ってくれていれば

妊娠してくれるだろうと安易な考え。

だから、妻から悩みを聞かされても

本当にわからない。わからない。わからない。

「俺に言われてもわかれへん。」

毎日仕事に追われ、尚且つ妻の悩みまで背負われへん。

って


しかし、それは当時私が子供のように

ちっちゃい心の持ち主だったってことを今は思います。

視界が狭く、物事を幅広く見ることができない、

どうしても妻より立場的に優位にたっていたい

妻は私より何も社会を知らない・・・etc


私は大きな間違いをしていました。

夫婦にはどっちが上とか下とか無いんだと

それが例え歳が違っても。

正味私は女性の方が精神的に上だと思っています。


今は、昔の自分が恥ずかしく思います。

  仕事が忙しく疲れてるっていうのはいいわけ

  妻の悩みに応えてあげられないのは
   自分が無知で自分から知ろうとしないだけ

  協力しないのは、自分に心の余裕がないだけ


今はこう思います。

例えば、妻が体がだるくてしんどい場合

「どこが、だるい? 足か? 腰か? 肩か?」

それが仕事帰りだろうが、好きなTVを見てる途中だろうが

マッサージをしてあげる事によって

妻が楽になるのなら、それはやってあげたい。

「いや~楽になった。ありがとう。」

って返ってきます。

そして、高温期で朝早く起きるのは辛いやろうに

次の日私の朝ごはんを作ってくれる。


それだけでいいんです。

それだけで私はうれしいんです。

例え次の日朝起きてこなくてもいいんです。

ただ、「つらい」とか「しんどい」とかあった場合

自分が出来ることでその人が楽になるのであれば

してあげたい。 それだけ


妻はしょっちゅう気持ちがいっぱいいっぱいになる事が

多いです。

そこで夫はそれを受け入れる心の広さを持たなくてはいけない。

お互い得意なところが違う。

私は、夫婦は「与え」「与えられ」で

うまくいくのかな~って思います。







私たち夫婦、特に妻は我慢していることがたくさんあります。

治療をはじめて間もないときは共働きでした。

しかし、治療を進めていくうちに

どんどん仕事がストレスになり始めました。

はじめはタイミング、次にAIH

妻は、どんどん治療をステップアップすることを求めてきました。

しかし、治療に専念するということは

今の仕事を辞めなければいけない現実がありました。

ある程度の理解は会社にもあるようですが

周りに迷惑をかけるのは必至で

やむなく仕事を辞め、治療に専念することにしました。

しかし、治療をステップアップしていくということは

治療費もこれまでより掛かってくる。

治療に専念したからといって必ずしも妊娠するとは限らない。

妻はどんどんストレスが溜まっていきました。


正直言って、妻はわたしより頭がよく

多趣味でやりたいこともたくさん持っています。

しかし、治療のせいで大部分を我慢しなくてはいけません。

我慢、我慢、我慢・・・


妻は言います。

「私は何も持っていない。治療をしても子供を持てない

 治療にお金が掛かって家を買う貯金もできない

 今住んでいるところはペットを飼うことができないので

 癒してくれて私の大好きな犬を持つことが出来ない。

 私には何も無い・・・何も無い・・・」


自分に妻が治療費を気にしないでいいぐらいの

稼ぎがあれば・・・


しかし、この頃の私は妻ほど子供が欲しいとは思っていなかった頃

でしたので、正社員で働いている他に仕事をもう一つしようとは

思いませんでした。

「今の仕事だけでも体しんどいのにもっと働けってか?」

最悪な夫ですね。

妻は好きな仕事も出来ず、出来る仕事は治療にあわせて

融通の利くパートや派遣の仕事。

一日3時間や4時間だけの仕事

妻としてはあまり納得のいかない仕事しかありません。

それでも、治療のためと思い少しでも働ける期間が出来ると

2つパートを掛け持ち、なんとか治療費をつくる努力をしました。

自分の着る服もほとんど買わず、買ったとしても安いものばかり

食費、雑費、ほとんどにおいて切り詰めるところは

すべて切り詰めていました。


ある日妻が爆発しました。

「もーう、イヤっ!!も~こんな生活イヤっ

 普通に生活したいっ

 こんなにがんばってるのに何で報われへんのっ

 もーイヤっ 

 そんなに贅沢な事なの?

 子供が欲しいって思うのはそんなにいけない事?」


私は何も言えませんでした。

しかし、今になって思えることですが

夫が出来ることはここなんじゃないでしょうか

確かに話しを聞いたり、一緒に病院に行くことも

もちろんですが、プラス夫がやらなければならない事は

お金に関してのことではないでしょうか

それを解消できれば、夫婦喧嘩の一つが無くなるし

妻のストレスが一つ減り、夫が治療に貢献できたと

いえるんではないでしょうか。