今回私たちはIVFに挑戦中だったのですが
いざって時にそれはAIHに変更になってしまいました。

理由は、妻の卵巣に卵が1つしかなかったからです。

IVF4日前まで卵巣の中には今までで最高の9個が
育っていたのですが、前日になって検査すると
なんと他の8個の卵の成分を1つが全部吸収してしまって
恐ろしくその1個が急成長し、予定が1週間以上も
早くなりました。

妻は、1つになってしまったその日私に

「ごめんね。ごめんね。IVFできなくなっちゃった・・・

 9個もあったのに・・・・・

 1個になっちゃった・・・から・・・。」


私「そうか~ しゃ~ないな。」

私は言っていいのか悪いのかわかりませんでしたが
続けて言いました。

私「けど、こう考えたらどうやろ。
  その1個は他の8個の成分を取ってまでして育ちたかったし
  どうしても俺が育ちたいんやってアピールしてるんちゃうか。
  という事は、もしかするとその卵はこの世に生まれてくる
  子供になるかもせ~へんで。

  そんだけ他のもんよりでしゃばってきて、そこまでして
  出てこようとしてるぐらいやから、それは
  いい卵であり可能性はすごく高くなると思うで~。」


恐る恐る妻の反応!!

妻「そうだね。そうかもしれないね。この子が選ばれたのかも
  しれないね。

  ありがとう。そう言ってくれて。」


よかった~~~。
まあ、ホンマに気持ちをこめればわかってくれますね。


しかし、最近妻は治療に関してすごく前向きに
考えることが出来ていてあまり最近は心配はしていなかったんですが
さすがにIVFともなると違うみたいです。

確かにお金が他の治療とはまったく違うし
色々なプレッシャーが今までよりはやはり違うようです。

やっぱりいくら年数を重ねていても
悲しいのは悲しい
逆に長ければ長い方が辛かったりもする。


私は思う
やはり一番辛いとき相手も一緒に
悲しむのも一つかもしれない。
けど、その中でプラスに考えられるものを見つけ
それを信じ、疑わないことも必要だと。

私は、今まで妻からの何かを待っていたような気がします。

例えば、色々生活していく上で自分が何かをして欲しいとき。
妻がそれをしてくれなかった時、私は
「どうして、してくれないんだろう」と
少し怒ったりもします。

そうゆうことを色々考えていると
こう思うんです。

「私は、妻から何かをしてもらえるような事を
 逆に妻にはしてきたんだろうか?」


このような考えを持つようになってからは
非常に気持ちが楽になってきました。

ケンカも少なくなったし、会話も増えました。
これはとても個人的なもので非常に簡単なことでした。

少し自分に問いかけてみて
それに対する答えを実践する。

自分で出した答えだから
他人が出した答えとは違い
守ろうとする。
それをしなければ自分を裏切ることになるから・・・


本当に私たちは治療を通じて
学ぶべきことがいっぱいあります。

おそらく治療がなければ
うまくいっていないか、非常に平凡な
振り返っても全然実の無い人生だと思う。

精神的に傷つき身体も傷つき
だからこそ記憶に残り
振り返って人生としておもしろい
生きている。

私たちは、これからも治療を諦めるつもりはないし
人生を諦めることもしない。

振り返ってみて気付いたんです。
私たちは本当に

「子供が欲しい、絶対に欲しい。誰よりも欲しい。」

そう毎日のように叫んでいました。

結果どうでしょう。
色々な事を知ることができたし
人間として成長した。
本気で願わなければ手に入らなかったものが
たくさんありました。


私は思う。

一つの目標に向って本気で歩き出せば
すべてが変わる。

治療始める前の自分

治療始めた自分

私は断然今の自分が好きです。

私はこれからも目標は変わらない
そして学び続けます。
妻は来月のIVFの為今毎日病院に注射通院しています。
毎日両腕に筋肉注射。
打たれて数時間は腕が上がらないぐらいの痛さだそうで
悪気はないんですが、少しでもその箇所に触れようものなら
かなり痛がって怒ります。


私は筋注は経験したことがありません。
だからどんだけ痛いかわかりません。

あらためて思いますが、ホント男がわからないこと
経験しないことが多いな~とつくづく思います。

人間というもの、やはり実際に経験しないと
本当にそのものを理解することはできない。

「大丈夫?」「たいへんやったな。」
これまで何回このような言葉を言ってきたか
わかりません。

毎回のように、
「あ~この言葉は妻にはどのように受け取られているのだろう。」と
考えます。


正直妻とは代わってやることはできない。
痛みを少しでも共有することはできない。
わかっているからこそ
妻は私の言葉にやさしく
「大丈夫だよ」と言ってくれる。



私は先週2日ほど仕事で家を空けました。
そして戻ってきて妻の顔を見ると
かなり気がめいっているように見えました。

私はそれを察して思いました。
「あ~そうか。痛みを代わってくれるとか辛さをわかってもらうかでは
ないんだ」と
妻は、治療してきてその時にあったことを家で話すことにより安心するんだと、とにかく隣にいて欲しいんだと。


改めて思う。
私は出来るだけ妻との時間を取ろうと
話を顔を見て聞こうと
役に立てるか立てないかではない、とにかく相手を思い隣にいることが
大事なんだと

そう私は勝手に解釈している
今日この頃です。