天皇杯 ベガルタ仙台@ユアスタ | BRIGADE関東 paychanのブログ

天皇杯 ベガルタ仙台@ユアスタ


ベガルタ仙台2-0北九州。

天皇杯3回戦、記念すべき公式戦初のJチームとの対戦は、充分な熱戦だった。


今季残り試合最大のイベントにサポーターは勢ぞろい。TOMMYさんは風邪でリタイアだった(大宮通過中に参戦断念の入電あり)ものの、アウェー参戦組はほぼ全員が顔を揃え、まるで本城状態。

関東の常連の方、ソニー仙台戦で一緒に戦ってくれた人、沖縄でご一緒したご夫婦、新潟のサポさん達はほぼ全員。声出し隊だけでも30人から40人くらい。観戦組は軽く数百人。立派な応援団だった。


スタメンはジェフ戦の流れ。発表では5バックだが、実際は4バック+桑原であとは宮川1トップ基本のほぼフリーのフォーメーションといったところに見える。特に前の5人はポジションがあってないようなもの。


     宮川

古賀 冨士 佐野 藤吉 ←このへんは並びが無意味なほど入れ替わり

     桑原

真也 ドグ 岩倉 市村

     水原

サブは船津、日高、タチコ、アラン、森本。


対する仙台はお祭り(なんとかよさこい祭りだったかな)があった影響か、リーグ戦なら1万数千は入るスタジアムがいつもの約半分。満員で真黄色はないゴール裏を初めて見る。

しかし、反響が凄いので、やはり声は響く。人数は多かった富山の何倍も圧力がある応援だ。


仙台のスタメンはリーグ戦のスタメン11人中9人が変わったリザーブ中心のチーム。http://www.sanspo.com/soccer/news/081012/sca0810121053002-n1.htm

控えと言っても、去年のレギュラーやJチームの主力クラスだった選手が多い、決してポテンシャルは低くないチーム。


例によって、フカヒレさんとこhttp://fukahiresoup.blog.shinobi.jp/ にいい観戦記が載っています。ので詳細は省略して(フカヒレさん、いつもすいません、勝手に頼ります)、雑な観戦記を。


試合開始前、「友よ」斉唱中に選手入場。タイミング悪く、「フォルツア北九州」は、出来ないまま試合突入。

激しい序盤を凌ぎ、得点機も多々あり、正直、北九州が押していた。

中でも藤吉は、間違いなく張り切っていた。シュートにはなかなかいけないものの、前線で起点になったかと思えば気がつけばディフェンスに回る。チームの黒子に回りながら、得点機を狙う、良い頃の藤吉の動きだった。


失点は左サイドからゴール前に転がったのを中島が振り抜いたもの。選手の間を抜いて、低い、いい弾道で飛んでゴールの端に突き刺さった。

このゴールで勢いの出た仙台に攻められるが、この日の水原はいつも以上にキレていた。シュートを掻き出す、落ち着いてシュートを止める。あわてず攻撃をカットする。


守備陣では水原の他、岩倉、ドグ、市村。そして桑原が素晴らしかった。北九州の持ち味の全員の粘り強い守備で、相手の攻撃を防ぐ。攻撃陣は藤吉はもちろん、古賀も流経大戦の前半を思わせる動き。宮川も何度も相手マークを外して好機を作る。


ロスタイム表記に気付かず、前半終了。アウェーの哀しさでドリンクコーナーがアウェー側になく、ドリンク難民になり、ホットを冷ましつつ飲んで、後半開始。


後半開始時に古賀とアランを交換。失点はしていたものの守備は安定していたので、前線の攻撃の起点が必要なこの状況でのこの交代は正しかったと思う。

実際後半開始しばらくは惜しいシュート、プレーの連続。1本繋がれば、というプレーが続く。


藤吉out、日高in。スタジアム中が拍手に包まれる。


藤吉が消えたから、というわけではないだろうが、この後、接触プレーで何度も試合が中断され、前半の気持ちのいいくらいの攻防から一転した流れに。


市村out、タチコin。

その直後、セットプレーで水原と相手選手が接触プレー。一瞬ブーイングを飛ばす仙台サポーターだが、すぐストップ。リードされて、追いつこうとしているチームの選手が時間稼ぎをする筈がない。しかも交代枠を使い切った後のGK。

手を押さえている遠くの水原をこちらは固唾を呑んで見守る。どうやらOKでホッとする。


タチコが相手が怪我で出したボールをプレーしてしまい、ブーイングを食らう一幕もあったが、試合は進み、ロスタイムへ。

仙台サポさん、タチコはボケでああいいうキャラなので、悪意は多分、ありません。ので、許してやって下さい。


ロスタイム4分。必死で攻める北九州だが、カウンターから左を崩され、水原との1対1を決められる。このプレーの後、キックオフ時でタイムアップ。試合終了。


2-0だが、実質1-0で充分渡り合った試合。内容は間違いなくよかった試合だった。