ベガルタ仙台。 | BRIGADE関東 paychanのブログ

ベガルタ仙台。

さて、天皇杯。

ベガルタ仙台が相手。


J’sゴールにプレビューが載っています(ベガルタ中心に書いてるライターさんなんで、当然ベガルタよりです)↓が、

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00072312.html


現在、3位と勝ち点同点でJ2 4位の昇格争いをしている仙台は、怪我やカードをおそれ、先発を大幅に入替。殆どシーズンに出ていない選手ばかりで戦う模様。

サテライトの戦力まではわからないのですが、個々の能力はともかく、チームとしての練度は落ちるはず。


対する北九州は、守備陣に桑原が戻り、攻撃陣に途中補強のアランがフィットしつつあり、攻撃力はアップし、チーム状態は、ソニー仙台と戦った2試合とは違って、底を打っています。
ソニー仙台と戦った時のようなロングボール主体の攻撃ばかりではないですし、正直、チャンスだと思います。

是非、勝利を狙いたいものです。




それから、藤吉信次を昔ヴェルディにいた選手、くらいにしか思っていない人に少し仙台と藤吉の関係をお話しておきます。


市原で引退したリトバルスキーが96年、現役復帰して97年にシューズを脱いだのは、旧JFLのブランメル仙台。チームの成績はリティら補強の力で上昇しましたが、中位が精一杯。

97年末に経営危機で選手を大量解雇、その中にリトバルスキーの名もありました。99年、この年発足したJ2に加入するも、シーズン途中で、連敗地獄に突入、急遽サンガの監督を辞めたばかりの清水秀彦が仙台の地に降立ちます。チームを立て直すものの、10チーム中9位。


1999年の末、自宅へ戻る清水監督を仙台駅で待ち構え、サポーターが来季もやって欲しいと涙の直訴。

ここから仙台の伝説は始まります。


スタジアムはあるものの選手はいない、サポーターもまばら、チームは赤字、設備も組織もまだまだ。練習場のゴールポストは吹き曝しでさび付いていた当時の仙台。100万都市・仙台の潜在需要、いわば「夢」しかない状況で、清水監督はこのチームの建て直しに奔走。


そして、藤吉信次(京都。現NW)、大友慧(鹿島Y。現岐阜)、山田隆裕(V川崎。引退)、リカルド(鹿島。現不明)、飯尾(V川崎、現鳥栖)らを補強。

チームを前年9位から5位に引き上げ、観客も大幅増。そして、伝説の2001年の最終節大逆転昇格を成し遂げます。この頃には20000人収容の仙台スタジアム(現ユアテックスタジアム)はほぼ毎試合、満員になっていました。


財前、高橋範夫、01年補強組のマルコス、岩本、森勇介らと共に、2001年昇格ののメンバーは仙台のオールドファンにとっては「レジェンド(伝説)」選手。

藤吉は2002年に当時J1の仙台を戦力外になって去りますが、2000年の補強組の「清水仙台」を思い出させてくれる数少ない選手。


私は、2001年のミラクルを、テレビでですが、見守ってきた人間です。好きかきらいかで言えば、仙台は好きなチームです。いやな思い出もありますが。(笑)

とにかく、いい試合を期待しています。