続いてマジメな話をしようと思う。
毒の話。
人は誰もが「毒」を持っている。
ここでいう毒とは、
怒りや嫉妬、執着、恐れ、承認欲求といった、
人が生きるうえで自然に生まれる感情のことだ。
これらは決して悪ではない。
自分を守り、生き抜くために必要なものでもある。
しかし、その毒を自覚しないまま溜め込み続けると、
人は「自己中毒」を起こす。
自己中毒になると感情が思考を濁らせ、
濁った思考は判断を誤らせる。
その結果、本来歩むべき道から少しずつ逸れていく。
だから私は、人は自分の毒を知る必要があると思っている。
私の師匠は、私のことを「毒を喰らう者」だと言った。
最初は、その意味がよくわからなかった。
考え続けて気づいたのは、
私は人の醜さを見ても、それを嫌悪するより先に
「この奥には何があるのだろう」
と考えてしまうということだった。
嫉妬の奥には、叶えたかった願いがある。
怒りの奥には、守りたかったものがある。
執着の奥には、失いたくなかったものがある。
どんな醜い感情にも、
その中心にはその人だけの「核」があり、
私はそこにこそ宝が眠っていると思っている。
私はその核を探すことが好きだ。
人の毒だけではない。
自分自身の怒りや迷い、
執着や弱さに巻き込まれることさえ、
私にとっては自己探究の時間になる。
「なぜ、こんな感情が湧いたのだろう。」
「この感情は、何を守ろうとしているのだろう。」
そう問い続けることで、毒は少しずつ姿を変えていく。
師匠の言う「毒を喰らう」とは、
毒を消すことでも、否定することでもない。
一度、自分の内側へ迎え入れ、その正体を見つめ、
本質へと辿り着くことなのだと思う。
だから私は、人の毒を恐れない。
その奥に眠る宝を見つけたいからだ。
占いもまた、同じなのかもしれない。
占術は未来を断言するためのものではなく、
その人がまだ気づいていない
心の核を映し出すための鏡である。
人の中にある毒を見つめ、
その奥にある宝を言葉にして返す。
私は、それが占い師という仕事の
本質の一つではないかと思っている。
紅弦8月の予定
【鑑定所】
8月8日(土)静岡駅PARCO『占いのアリーナ』
8月9日(日)沼津駅アントレ2階『えにし屋』
8月23日(日)沼津駅アントレ2階『えにし屋』
8月30日(日)沼津駅アントレ2階『えにし屋』
【個人鑑定】
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【電話鑑定】
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