わたくしの中での去年一番の事件は、
10月にアンドリュー・アーヴィンの足とブーツが
エベレストで見つかったことでした。
「なんじゃそりゃ?」
「え、ゴメンなにそれ」
不思議な顔されたりもしましたが
簡単に説明すると、エベレストの第3次遠征隊の一人で酸素ボンベの技術を担当し、
ジョージ・マロリーとともに登頂へ挑み姿を消した22歳、
それがアンドリュー・アーヴィンです。
エベレスト初登頂したのかどうなのか?
カメラはアンドリューが持ってるかもよ?
これは山岳史最大のミステリーとも言われています。
さて、登山好きなわけでもないわたしが
なぜそんなにも心を揺さぶられるのかというと
それはアンドリュー・アーヴィンが
「紅弦の超どストライクな超絶イケメン」だからです。
いや、殴らないでほしい。
だって仕方ないじゃない、
あの美しさにズキュンと射抜かれてしまったんですもの。
そんな理由で、たしかに単純かもしれないけれど
エベレストに眠る彼は生きていないからこそ永遠で、
誰のものにもならないんです。
そこも含め、どうしようもなく尊いです。
せいぜい文献を漁って翻訳するのが限界で、推し活もできません。
彼の存在を知ったのは1998年、ジョージ・マロリーの死体が見つかった時でした。
山岳小説を読み耽るの中でたびたび名前が出てくる
「マロリーとアーヴィン」その名前の
マロリーのほうが現実味を帯びて、
生きていないのに息を吹き返した感じがしました。
まさに時間が動き始める、です。
そうすると、もう1人のアーヴィンは?ってなるじゃない。
その頃は「若いんだな」ぐらいにしか思っていなかったのですが
足とブーツが見つかった時に、気になって改めて文献を漁ってみて
ご尊顔が!ご尊顔が!アイヤー!
アンドリュー・サンディ・カミン・アーヴィン

https://www.businesswire.com/news/home/20241010107718/ja