マイケルじいさんが家を出たきり戻らなくなり1ヵ月。
足腰の弱さやくたびれっぷりからすると
遠くへは行けないが帰れない、
やんごとなきねこ世界のルールに沿った最期だったのではないかと。
そして老犬ななこ婆さんがガンの手術をしました。
全身にガンが飛んではおり、
さらにボケていますがまだまだ元気です。
介護は思った以上に面倒くさくて
毎日工夫しながら、なるべく楽にやってけそうな道を探しています。
寝不足の状態が続きます。
順番に見送る心の準備ぐらいしか
私達にはできません。
「物体はなくなったのに苦しいってのはさ、愛はそこに残っているからなんだよね」
息子の言葉が心に響きました。
悲しさや寂しさ、死と向き合うことで
生とも向き合えるんだと気づかされます。
「見えないもの」は身近にあります。
なにも現実離れした神秘的なものではないんです。

