その子の悲報が入ったのは、、、昨晩のこと。

 

国内ではまだほとんど症例報告されていない珍しい自己免疫性の消化器疾患に罹った彼女は、あと数日で4歳を迎えるところでした。

 

Mちゃん、あなたがこの数カ月、どれだけがんばったか、みんなみんな知ってるよ。

がんばったね。辛いところをほとんどみせなかったもの。えらかったね。

 

5キロの体重が、少しずつ落ちていき、3キロ半ばとなっていました。

途中、一縷の望みをかけて、大学病院にも紹介しましたが、治療方針は変わらずだったので当院で治療をしていました。

 

治療が功を奏し、好きなものなら食べ始めた数日前。

どーせ食べるなら、少しでもわんこにとって栄養のあるものを食べるように、少しでも体力をつけておかないと、今のままだと風邪ひいただけでヤバイよ。せっかくここまできたんだから、もう少し頑張って。今が踏ん張り時、頼むよ。

 

そんな話をMちゃん、そしてパパママにした後、わんこ用のフードや缶詰を食べ始めたって。。。

パパママから「M、奥さんの話、ちゃんと聞いてたんだね。食べ始めたんだ。良かった良かった」って聞いた時、それはそれは嬉しかったなぁ。

 

さぁ、これから。。。って、みんな期待してたんだよ。

フードを食べ始めた時から、順調に体重が増え始めて、4キロがもうすぐのところまできていたから。

毎晩、パパのブログでの報告をドキドキしながら、見ていたの。

お家に戻ってからのあなたの様子に、一喜一憂しながらね。たまに、コメント書いたりしてさ。

 

その翌日。

前日のが、やな予言になっちゃった。。。

風邪をひき、そのウィルスが肝臓に入りお腹がパンパンに腫れあがり、ママが慌てて駆け込んできてから昨日までは、たった三日間のことなのに、ジェットコースーターのようだった。。。

不安な一夜が明けた翌朝には、奇跡がおきたのか、嘘のようにお腹も戻り一気に回復したのに。

食欲も元に戻り、いつまたと予断は許さなかったけれど、ちょっとだけみなに笑顔もでて、私もひっそり嬉し泣きしたのに。

 

でも。奇跡はそこまでだった。

昨朝、またお腹が腫れてきました。

治療して肝臓の腫れは引いてくれたものの、、、夜には、一気に体力が落ち限界がきていました。。。

 

病気ゆえ少しの吐き気は残っていたものの、ギリギリまで食べられたこと、そして何よりも家族のそばにいられたこと、ひょうひょうとしたお顔をしていられたこと。。。そのすべてが今は愛おしい。

 

Mちゃん。誕生日、みんな笑顔で迎えて欲しかったなぁ。。。

ねぇ。悔しいねぇ。

それでも。

こんなにがんばって、いいとこをたくさん見せてくれたMちゃんは、パパママの自慢の娘だね。

お疲れ様でした。ゆっくり休んでね。

 

また、いつか。。。いつもの笑顔で会いませふ。

 

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