閲覧いただきありがとうございます。
相変わらず、更新が滞ってしまって申し訳ありません。
なにもないわけではなく、更新しなければならないこと、更新したいことはたくさんあるのですが。
さて。
毎年、7月5日になると、きまって1通のお便りをいただきます。
こんばんは☺️
ご無沙汰しております。
お変わりありませんか。
今年も我が家の娘、あずきと姉妹のメダちゃんの誕生日(誕生日)が迎えられて嬉しく思います💕
4歳になりました!
我が家にあずきを迎えた頃は行動出来る範囲も制限していましたが…今では姿が見えないと家中探し回っております(汗)
一日の大半を寝て過ごしているあずきですが、一番のお気に入りは寝室の掃き出し窓の前でのお昼寝です。
裏山からの風がとても気持ち良く姿が見えない時はたいていそこに居ます。
お散歩も大好きです。
今日はbirthdayガールなので特別に家族で順番に散歩行きました!
4回の散歩一度も断らず満喫してました(笑)
次回は、誕生日だけでなくまた普段のあずきもお知らせさせて頂きます。
早いものですね。
あんなに小さな赤ちゃんだったのにと、昨日の事のように思い出されますが、もう4年も経ったのですね。
姉妹のメダも相変わらずビビりですが、保護犬共々元気にしております。
毎年、こんなに立派なケーキまで作ってもらって、家族全員で祝ってもらうなんて、いかに幸せに暮らしているかが目に浮かぶようです。
私たちは常々、捨てられた不幸な過去を背負っている保護犬には、これから絶対に幸せになって欲しいと願っています。
なので、新たな飼い主になる里親希望者さんには吟味に吟味を重ねています。
残念ながら条件が合わずにお断りして「なんでダメなんだ!」とお叱りを受けることもあります。
かたや、お金さえ出せば簡単に手に入るペットショップの純粋犬種。
かたや、厳しい条件を満たさなければ手に入らない保護団体の雑種犬。
我ながらおかしな話だと思います。
でも、ここまで厳しくしても、里親さんに引き取られていった保護犬たち全てが幸せに暮らしているかといえば、残念ながらそうとは言い切れません。
犬を飼う。
犬と暮らす。
犬を可愛がる。
犬を大切にする。
これ全て、人それぞれの価値観が異なるからです。
私たちは、なるべく他人の飼い方に口を出さないようにしています。
一度、正式譲渡が決まった里親さんに対しては、極力こちらからコンタクトをとらないようにしています。
里親さんを信じて、保護犬たちが幸せに暮らしているはずだと思い込もうとしています。
それでも裏切られることがある。
偶然知ってしまったあまりに劣悪な飼育環境に、思わず口を出してしまうことがあります。
でも、決まって返される言葉は、
「可愛がっている。
大事にしている。
余計なお世話だ。
自分の価値観を押し付けるな。」
譲渡の時には、あんなに熱心で、にこやかで、もうしぶんない里親さんに思えたのに。
こういうことが重なると、人を信じられなくなって、愛犬同然に可愛がっている保護犬たちを譲渡したくなくなってしまいます。
あずきちゃんの姉妹犬メダも、たくさんの里親希望者さんが現れましたが、ずっと室内で飼育してきましたので、「室内飼育」を条件に入れたところ、結局決まることなく4歳になってしまいました。
今となっては、譲渡したくないのも正直なところです。
でも、中にはあずきちゃんのように、誰が見ても大切にされているとわかる犬もいて、
こういうお便りをいただくたびに、
「里子に出してよかったなぁ。」
としみじみと思います。
いかに動物愛護法が改正されようと、いかに厳罰化しようと、「愛犬を大切にするとはどういうことか」国民全体の意識が上がらないことには何も変わらない。
「犬に誕生日ケーキなんて」とあざ笑う人がいるかぎりは何も変わらない。
すべての飼い主が、あずきちゃんの飼い主さんのような意識を持っていただければ、私たちももっと気軽に保護犬を譲渡できますし、そもそも保護犬なんて存在しなくなります。
あずきちゃんは本当に幸せです。
大切にしていただいて本当にありがとうございます。
そして、
お誕生日おめでとう。