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昨日、9月30日。
今にも東海地方に台風24号が上陸しようとする午後4時ごろ、
ポーズハンズ最長老犬のチャーすけが静かに息を引き取りました。
18歳8ヶ月。
生まれてからの10年間は辛い日々を過ごしましたが、あい一家に引き取られてからは犬としての幸せを取り戻し、たいした甘えん坊ぶりと食いしん坊ぶりを発揮していました。
優れた犬格の持ち主でもあり、当時、保護ボランティアを始めたばかりのあいを支え、次々と保護される小型犬軍団の良き教育係、頼もしいリーダーとして君臨してきました。
先天性の重度のヘルニアと重度のアレルギーのため大量の投薬を続けながら、そして高齢になってからは心臓病まで患いながらも元気に生き抜く姿は、絶望的な病気の保護犬たちを扱う私たちに大きな希望を与えてくれていました。
この2年間も、危篤状態に陥っては驚異的な復活を何度もとげてきましたが、次第にその間隔が短くなっていました。
「もうダメか。」
「復活してほしい。」
不安と安堵と期待の連続でした。
先週に入ってからは、立ち上がることができなくなりました。
旺盛だった食欲も失いました。
口元に水や好物を運んでみても、あいへのお愛想で一口舐めるだけ。
呼吸が乱れ、苦しそうになったので、かかりつけの獣医さんに相談して、薬を変えてもらうことにしました。
どれほどの効果があるかはわかりませんが、チャーすけはこれまで充分すぎるほどに頑張ってきました。
「生きていてほしい。
生きていてくれるだけでいい。
でも苦しむようならこれ以上の延命は望まない。
せめて苦痛だけは和らげてあげたい。」
もはや望むことはそれだけです。
薬のおかげか呼吸が穏やかになって、しばらく安定した数日が続きました。
そして昨日。
あいの腕の中で、
ご主人に撫でられながら、
9頭の保護犬たちに見守られ、
苦しむことなく眠るように。
犬としてこれ以上ない幸せな最後だったと思います。
そして
飼い主に対して、悔いの残らない最高のお別れをさせてくれたと思います。
最後の最後まで親孝行な最高の犬でした。
さようなら、チャーすけ。8年間、本当にありがとう。