残滓の処理… | ちゃまの趣味と狩猟のブログ

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狩猟と有害鳥獣駆除を年中やってるサラリーマン猟師です。
毎日ではないですが獲れ高を都度アップしてます。
また、狩猟の為に手に入れた土地、建物(秘密基地)、田んや狩猟車(アトレー)をDIYで改造、補修する様子もアップしていきます。

狩猟、有害で1番難しい問題が「残滓の処理」です。


要は「駆除した死体」の処理です。


これが思いのほか難しく、ややこしい問題です。


残滓は殺した人間が排出した廃棄物扱いとなり、放置したりどこかに捨てれば「廃棄物処理法違反」となり、¥10000000の罰金+有害の資格停止3年と狩猟免許にも影響が出ます。


当市は残滓の処理は「埋葬」か「自活用」となっています。


埋葬は後に野生動物に掘り返されても適法処理したと判断され、違法とはなりません。

ですがクレームが市に来る度に他所で確保した土をバケツ一杯×2にして山を登って掘り返された残滓を埋め戻します。

山登りは途中で休憩を挟まないといけないぐらいしんどいです😓


これが一度で済めばまだマシですが…

毎日クレームを入れる方もいて、その場合は残滓が骨になるまで毎日土を持って山を登ります。


また、「獲れ」と依頼をするが「死体は持って帰れ」という村も多数存在します。

私はこういう村は即刻撤収して2度と近付かない様にしていますが…


一部には埋める場所を指定される場合もあります。


その場合はそこが「地獄」の様な光景になり、年中ほのかに「異臭」がして「骨」と「毛」が散乱しています。


これを3年やってきましたが…


今年は限界を感じています。

今は自治会長との密約でこの場所に全て埋葬しているが…

猟期中でも20頭以上、去年の有害でもかなりの数がここで埋葬〜掘り返し〜散乱している。


いずれ一般人にバレる事になり、最悪ネットに流れると「大炎上」する可能性がある。



…ここで辿り着いた結果が「シカジャーキー」である。

少しでも埋葬する数を減らしたい…

まさに「苦肉の策」である。。



ここで更なる問題が発生する💧



「利活用」してのこった「残渣」…

これの処理先が当市には無い💧


罠で止め刺しした個体は「一般廃棄物」に分類される。

なので「利活用」という選択をすると「燃えるゴミ」という扱いになる。


このまま解釈すると「家庭ゴミ」で出せるのだが…


・動物の死骸は回収不可

・1家庭で2袋まで


という決まりも存在します。


かといって「産業廃棄物」として業者に回収できるか聞いてみると「一般廃棄物」は回収不可となり、結局のところ「埋葬」という結論になってしまう。


今週はこの問題でずっと気分が重い1週間でした。


ここで相談相手となってくれたのが…



私が狩猟を始めた初年度のみ「農林水産科」で有害担当されてた「市職員」の方でした。

現在は「環境課」で最終処分場の管理をされています。


この方は「有害担当」も10年近く、「一般廃棄物」にも明るい方なので凄く頼りになりました。


この方が言うには…


今までに年100頭獲る方はいましたが、「専業」で「チーム」というパターンしかなく「副業」「完全単独猟」で100頭獲る方は前代未聞だそう(笑)


副業であれば「時間的余裕が」、チームであれば「残滓の処理を分散」させる事が可能だ。

確かに今までこの様な問題が表面化しなかったのは「そもそも前例が無かった」という事になる。


なので「残滓」の埋設以外の処理方法は「当市には存在しない」という事になる。


ではどうすれば良いのか…


①捕獲頭数を減らす


自治会からのクレームを市で100%受けてくれれば可能だろう。


②今まで通り埋葬処理する


1人で年100頭という噂は結構広まっていて「猟友会支部」からも「良く思ってない奴がいる」「足を引っ張られない様に身を守れ」と警告されている。

しかも「死んだ山」では10発全部カラ弾きや「獲物横取り」「ワイヤー持ち去り」等の被害が4月から出ている。

支部長の心配は「取り越し苦労」では無いようだ。



③仲間を増やす😆


これが1番「現実味の無い話」だ(笑)

YouTubeだけで3年やって来た私が、今更チームでやっていけるのか。

私が教えるだけの一方通行の関係で報奨金は折半ならいない方がマシである。

私が始めたばかりで「共存共栄」の関係であれば良かったのだが…



④支部を移る


これは「市職員」さんの案ですが、当市には市の合併により3支部存在する。

聞くところによるとトップ同士「仲が悪い」らしい。

私はトップ(冠)にこだわりが無いので「メンツ」や「意地」なんてどうでも良いと思っています。

「メンツ」で獣害が減るなら…ね❗️


むしろ「メンツ」重視の結果が「今の現状」ではないのか…とすら思っています。


他支部は「チーム」で動いている上に「市外居住」の方にも門戸を開いてるらしい。

私は「支部長」と「理事長」しか猟師を知らない上に他の猟師の猟を見た事がない。

言うなら「無添加YouTube100%」だ。


私はただちに移籍ではなく、一度顔合わせはしてみても良いと思っています。

冠は関係なくお互いイチ猟師として話ができればな…と。。

勿論向こうが「メンツ」「意地」を気にするのならそこまでのお話です。


⑤私が支部を立ち上げる


これも入れ知恵です。

私が代表の支部の下部組織を作って有害は「私専用のノルマ」を持つ。

…これは現状離れしてますね(^◇^;)

完全「単独」を貫く何とも「私らしい」奇策だとは思います💦

これだと「支部の代表」として「支部長会」に出て「ノルマの割り当て」や「発言権」「裁量権」も待つ事になる。


高齢化の今「第三勢力」となると…10年後が楽しみではある。



今週はこんな事ばかり考えていた。

正直「頭悪い」ので「脳みそパンク」しそうだ(^_^;)



明日は「秘密基地大改造計画」の初日となる。




夏までには「屋根付き解体場」を完成させたいと思っています。








脳みそだけでなく「財布」もパンク寸前です😵


1人の限界なのか…