今、僕はバリ島にいる。

バリ島にいるとコロナウイルスのことは実感がない。

 

だけど、ネットで情報を追っているので、コロナのことは下手したら日本にいる人より詳しいかもしれない。

 

 

で、ネットで情報を集めているとコロナウイルスのいろいろな数字のことを書いているジャーナリストがいる。

個人のブログとかじゃなくて、記者として仕事をしている人ね。

 

要は、情報発信のプロの人達。

その人達が書いているコロナの数字の分析があまりに弱すぎるから、僕も書いてみる。

 

 

まず、日本の状況。

 

日本は検査が少なすぎて、感染者が見つけられていない。

テレビでも、その件に関しては相当騒いでいるよね。

 

僕は見ていないけど、ネットでワイドショー情報をチェックしているから、たぶん合っているはず。

 

 

僕が注目するのは、死者と感染者の率。

 

日本はクルーズ船を除くと、死者が7人になった。

 

ここから逆算すると、感染者は700人から1000人はいる。

昨日のお昼時点で感染者が408人だったから、最低300人ほどは見つかっていない計算になる。

この人達が感染を増やしていると、いくらでも増えて制御不能になる。

 

そんなことを韓国のお偉いさんが言っている。

 

僕の読みだと、そうはなりそうもない。

 

そうなるなら、もっと死者が増えないといけない。

 

毎日死者が何人も出ていたら、その通りの結果が起きてくる。

だけど、死者は久しぶりは1人増えて7人になっただけ。

 

もちろん、本当はコロナでの死者のはずが、肺炎として処理されていたら、分からないけどね。

そこまで情報把握がザルではないでしょう。

というのが仮説の根拠。

 

ただ、最近、感染者の数の増え方が多くなってきた。

10人くらいが20人になって30人、50人と。

 

なぜ今、増えているのか。

 

たぶん、検査ができるようになったから。

 

今までだったら、医師や保健所が「可能性が薄い」で検査しなかったのが、

それを許さない世論ができていた。

 

だから、疑わしきは検査する、の方向に進んでいる。

 

 

だから、いままで検査してもらえなかった人が検査しはじめた。

それによって発見が増えている。

 

だから、日本もそのうち1000人くらいまで増えて、死者率が1%ほどになると思われる。

 

今の日本の自粛が続く限り、その流れになるんじゃないか。

それが僕の数字読み。

 

続いて、他の国の問題。

 

 

今、一番やばいのが、アメリカ。

 

ニューヨークで44人の新しい感染者が見つかった。

アメリカ全体では、400人くらい。

 

一気に増えだしている状況。

 

これから、1~2週間が感染抑え込みの重要な期間になる。

 

 

それなのに、トランプ大統領に危機感がない。

 

「大統領選のための集会は中止するんですか」

という記者の質問に。

 

「私も、支持者も、そんなこと心配しない」

なんて答えている。

 

コロナウイルスには、耳がついているんじゃないか。

と思うくらい、こういう発言をするリーダーのいるところで感染爆発が起きる。

 

「韓国はコロナウイルスの封じ込めに成功した」

なんて韓国の文大統領の言葉の後すぐに、爆発的に増えだした。

 

いまでも、アメリカはあちこちで大統領選の1万人以上の集会をしているんだ。

 

ニューヨーク州の知事は非常事態宣言を発令しているから、

ニューヨークでの感染はある程度で収まる可能性が高い。

 

だけど、アメリカ全土でみると、やばそう。

 

もう400人というと、日本と同じレベルの感染者で、それもほんの数日で追いついてきたんだ。

 

増加数だと完全に日本どころじゃない。

さらに検査数で見ると、日本よりさらに一桁すくないって話も出ていた。

 

アメリカはイタリアを超える状況が待っている気がして仕方ない。

 

 

ヨーロッパは、イタリアで感染が急増したことで、どこの国でも本気になった。

 

だから、ある程度はおさえこむとこまでいくんじゃないか。

だけど、それがどのレベルなのか。

まだ分からない。

 

「もしかして、イタリアが武漢みたいになるんじゃない?」

という人もいるけど。

 

僕が一番怖いと思っているのが、李首相のいない中国になってしまうんじゃないか。

ってこと。

 

武漢を封鎖したり、とんでもない規制をしまくったのは、習国家主席じゃなくて、李首相。

今の中国だとNO.2の人。

 

この人がいなくて、他のお偉いさんが習国家主席に忖度する人ばかりだったら。

 

今の何十倍も感染が広がったかもしれない。

最大の感染者が出たのが封鎖の2週間後だから、ギリギリ間に合ったというのが本当のとこ。

 

それが2週間遅れたときの中国の状況を考えたら、中国全国が武漢になった可能性があるんだ。

 

で。

 

アメリカとヨーロッパ。

 

武漢になることを恐れるんじゃない。

李首相がいない中国になることを恐れなきゃダメなんだ。

 

そこまでひろかっだら、アメリカ大統領だって、中国がやったことを真似なんかできない。

民主国家の弱さがでてしまう。

 

日本は、安倍総理が独断で学校お休みを決めた。

 

あちこちから文句言われることを承知のうえで、覚悟を決めてやった。

北海道の知事も非常事態宣言をした。

 

それをすると、なにが起きるのか。

 

国民や県民が正しい危機感をもつようになるんだ。

 

感染する可能性のあるところにいかない。

感染した可能性があると、自主的に自宅監禁する。

 

それが起きると、コロナは爆発することができなくなる。

 

 

実際、北海道と大阪は状況が違ってきている。

 

知事が非常態宣言したかどうか。

これが大きな違いになっていくはずなんだ。

 

最後にもうひとつだけ、心配なこと。

 

韓国。

 

「うちは世界一の検査体制がある」と自慢しはじめた。

そして、「コロナを抑え込んだ」と言い始めた。

 

たしかに1日800人から最近は500人以下になってきた。

 

抑え込んだというようにも見える。

 

だけど、その数字、嘘がある。

 

巨大クラスターの新天地という宗教がある。

感染者数の6割はその関連だった。

 

これの検査がだいたい終わった。

その分の感染者がでなくなっている。

 

だけど、それ以外が増えているんじゃないか?

少なくても減ってないんじゃないか。

 

この状態で、文大統領が「抑え込んだ」なんて言うと。

 

また、コロナが耳にして。

 

爆発的な感染が起きたりするんじゃないか。

 

だいたい、前の文大統領が抑え込んだ宣言のときも、

武漢に関係ない人達は検査していなかったという状況があった。

 

日本で市中感染がみつかって、検査対象を武漢以外に広げたら、

感染者が増えだした。

 

それをみていたのに、自分とこは武漢に関係しない人を検査していないってことをみてなかった。

 

実際、1件だけ市中感染が見つかって武漢の縛りを外したら、今の状況まで広がってしまった。

 

ここで、新天地問題がひと段落したからといって気をぬいたことを言うと。

新天地の関係ない部分で新しいクラスターが発生するぞ。

 

それをふせぐのが、非常事態宣言を続けること。

すくなくても、ほとんどでなくなって1カ月はね。

 

以上、2020/3/8時点でのコロナウイルスの数字読みでした。