ニッチを探せ

僕のアメブロビジネス構想で語った話。
 
ブログのタイトルキーワードを探す。
 
これをちょっと、ワークでなくてもできる発想法でひとつ、
解説していこう。
 
キーワードを何にするのかを考えるとき、
ふたつの考え方がある。
 
ひとつはボリュームゾーンのキーワードにすること。
 
今のアメブロだと、「パワーブロガー」とか「アクセスアップ」とかは
間違いなくボリュームゾーンのキーワード。
 
それを使わないと決めると、ニッチゾーンのキーワード探しが必要になる。
 
どうやってニッチキーワードを探すか、その発想法を教えるね。
 
まず、大間違いなニッチキーワードからいこう。
 
パワーブロガーって言葉がボリュームキーワードになると、
よくこんなことを言う人がいる。
 
「どうもパワーブロガーっていうのは違うと思うんです」
 
これは、ニッチキーワードを探す人共通の想いだ。
 
しかし、単純にこんなことを言うひとがいる。
 
「もっと、自分らしさ、を前面に出して、
自分らしさブログってどうでしょう?」
 
この発想はどういう発想をしているか分かるかな。
 
これは、アンチキーワードというもの。
 
パワーブロガーの反対、だから、自分らしさブログ。
 
「これはニッチですよね」
 
いえいえ、ニッチではありません。
 
ボリュームはアンチは、これまたボリューム。
みんな考えていることです。
 
こういう人は、ニッチと言う言葉を勘違いしているんですよね。
 
ニッチというのは、何百という数があるもの。
最低でもね。
 
アンチというのは、ボリュームの反対だから、そのうちのひとつでしかない。
その考え方から抜けないと、ニッチキーワードは見つからない。
 
 
ただ。
 
まったくの白紙からはじめるというのは難しい。
だから、指針のひとつとしてボリュームキーワードを使うのは有効。
 
僕が選んだ熱血ブロガーってキーワードで言うと。
 
パワーブロガーに対して、少々違和感がある。
 
パワーの部分が違うというんじゃなくて、
パワーブロガーが目指している方向。
 
広く浅くが感じられる。
 
実際、ノウハウを読んでいると、「できるだけ多くのブログに」と
いう感じのアクションがある。
 
ここがまず、ひっかかった。
 
多くブログを相手にするということは、
ひとつひとつのブログに対しては、薄くなりざるを得ない。
 
それは、ちょっと方向性が違う。
 
数は少なくても、薄くない関係を目指す。
そんな言葉がほしい。
 
薄くない・・・厚い。
 
でも、ちょっと違うから、熱い。
 
熱いアクセスを追及するブロガー。
 
ここから、出てきたのが、熱血ブロガー。
 
本当のことを言うと、「熱血」という言葉に抵抗があったんだよね、最初。
僕っぽい感じがしないから。
 
だから、(仮称)ってつけていた。
 
最初のころ、コメントに情熱って言葉を書いている人がいて、
 
「情熱ブロガーの方がいいかな」
 
なんてぐらぐらしていた。
 
だけど使い始めたら、あっという間に抵抗が消えて
自分自身でイメージできるようになってきた。
 
熱血ブロガー。
 
いいかもって感じ。
 
ここで面白い現象が起きてきた。
 
やっぱりパワーブロガーに違和感を感じる人はいると見えて、
熱血ブロガーって言葉に共感する人が出てきた。
 
「私も熱血ブロガー目指します」って言ってもらえるようになった。
 
こうなると、ニッチを卒業して、サブボリュームキーワードになる。
 
誰もが知っているとはならないけど、
知る人が少なくなくなってくる。
 
これがニッチキーワードを使う理由なんだ。
 
先行者利益っていうのかな。
 
言いだしっぺは強いってこと。
 
熱血ブロガーってどういうものかは、
言いだしっぺが勝手に定義できる。
 
後から「僕もパワーブロガーです」なんて言ったら、
「パワーブロガーというのは」なんて話、田渕の言っているのと違ったら、
エセパワーブロガーになってしまう。
 
さてさて。
 
ニッチキーワード探しの発想法のひとつ。
 
僕がやった発想法は理解してもらえただろうか。
 
 
まずは、似たようなボリュームキーワードを持ってくる。
 
それと、何が違うのか、それを明確にする。
 
違いをあらわすキーワードを連想ゲーム的に追いかける。
 
しっくりくるキーワードが見つかったら、それをニッチキーワードにする。
 
こんな感じ。
 
 
僕のブログは、最初から発想ブログって決まっているから、
タイトルを変えることはできなかった。
 
その代わり、名前に「熱血ブロガー登場!」をプラスした。
これで僕が熱血ブロガーってことは、見た人が感じてもらえるはず。
 
まだ、ブログタイトルが固定していないなら、
探したニッチキーワードを入れることができるはず。
 
そして。
 
ブログの書き方を、そのキーワードに合わせてチューニングする。
 
これで、新しいブログのタイトルと、それにあったブログにすることができるんだ。
 
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このニッチキーワード探しの面白いのは、
キーワードが集まっている人たちの気持ちにヒットすると、
キーワードで世界ができてくること。
 
そういう力をニッチキーワードはもっているんだ。
 
僕は、これを補助線を引くって言っている。
 
線がないと、みんなばらばらになるんだけど、
ニッチキーワードという補助線があると、
 
「私もそうだ」
 
「私はちょっと違う」
 
というように、みんなが判断できるようになる。
 
その結果、「私もそうだ」の人たちが集まるコミュニティが
自然発生的にうまれてくる。
 
それこそ、マスコミに載れば、日本全国でね。
 
なんか楽しいと思わない?
そういう言葉を見つけるのってさ。

参考記事: 僕のアメブロビジネス構想