アマゾンキャンペーン。って言葉、聞いたことあるかな?
 
アマゾンキャンペーン。
今では普通のあのやり方。
 
一番最初にやったのは誰だか知ってるかな?
実は、僕と木戸さんなんだ。
 
この本。
 
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自由発想のトレーニング-KIDO

 
当時はまだ、アマゾンキャンペーンのやり方はできあがっていなかった。
 
あ、アマゾンキャンペーンって言葉はあった。
 
一番最初に使ったのは、たぶん、宝地図の望月さん。
 
特典付きで、ネットで販売キャンペーンをしたのは望月さんが最初、だと思う。
ただ、期間が長くて一ヶ月くらいやっていた。
 
僕と木戸さんがその話をしたとき。
 
「あのさ。もしかしてさ。
アマゾンキャンペーンを短期間に集中してやったら、
上位を狙えるんじゃない?」
 
「ありうる!もしかしたら、一位になったりして」
 
どっちがそんな話を始めたのかは忘れたけど、
僕と木戸さんだと、そういう突拍子もない話大好きなんだ。
 
今でこそ、ネットで活躍している人が本を出したらアマゾンキャンペーンをするのは
定番になっているけど。
 
その頃は、全くそんな考え方はなかった。
 
でも、僕は知っていたんだ。
 
出版業界がすごく遅れた業界だってことをね。
 
とにかく今、一番売れている本が何なのか。
誰にもわからない。
 
そんな情報化がとんでもなく遅れている業界だってことを知っていた。
 
だったとしたら。
 
アマゾンって一位をとったら、日本一売れている本になったりする?
 
そんな妄想を話していたら、だんだんと本気になった。
 
その結果。
プランは実行されることになった。
 
まずは、メルマガ友達にお願いメール。
 
「こんなことをやります」なんてメールを出したら、
「応援します」って答えが一杯返ってきた。
 
読者を合計したら20万部を超える。
 
どのくらい売ったら1位になれるのか。
全然わからない。
 
でも、やる以上は1位を目指す。
 
プランはそれだけでは終わらない。
 
FAXDMを活用することを考える。
 
出版社は、書店向けに新刊案内をFAXで送っている。
 
そのFAXに「ただいま、アマゾン1位です」って書いたら、
注文が殺到するかも・・・。
 
出版社の編集さんも、営業さんもノリがいいんだよね。
 
「もし、1位を取れたらやりましょう」って約束をもらった。
 
48時間限定で、プレゼントをつけてあちこちのメルマガで告知をしてもらった。
 
プレゼントもすごい。
 
盗撮!営業トークの現場 ←ちょっとタイトルうる覚え。
 
これは営業トークをCDで聞かせるもの。
それも、実際のお客さんのとこへ行って録音したもの。
 
「ちょっと聴いてみたい」って思うでしょ。
 
作った数、実に2000枚。
そのくらい作るとすごく安くできるんだよね。
 
いよいよ、アマゾンキャンペーン当日。
 
深夜0時からスタート。
 
で、朝起きたら、すぐアマゾンの順位をチェック。
すると。
 
Amazon.co.jp ランキング: 本 - 1位
 
「えっ、1位!?」
 
1位を狙えるかもとは思っていた。
 
でも、朝起きたら1位だった。
 
すぐ木戸さんに電話した。
僕の方が先に気づいた。
 
「ええっ」
木戸さんもびっくり。
 
このやり方は、キャンペーンに協力してくれた人や、
それを見たひとが真似をした。
 
ちなみに、このキャンペーンの結果。
 
一ヶ月で増刷4回。
毎週増刷を果たし。
 
新宿紀伊国屋では、平積み13面展開。
 
というびっくりすることまでおきた。
 
 
今は、アマゾンキャンペーンをしてもそこまで効果ない。
 
出版社の営業さんが本屋に
 
「この本、アマゾン一位になったんです」
と言っても、
「アマゾンで売れる本とうちの売れる本は違うから」
と、冷たいそうな。
 
初めての本を出したときは、
記念としてアマゾンキャンペーンをするのはいい。
 
でも、本を売るということを考えたら、
あまり効果があめワケでもないのがアマゾンキャンペーン。
 
やっぱり、物事ははじめてのときは、効果がすごいものなんだ。