僕は発想ナビゲータを名乗っている。
 
発想ナビゲータというのは、何か新しい考え方を持ちたいという人と
一緒になって発想する手助けをする存在。
 
普通のビジネス用語だと、参謀とかブレインとかいう方が分かりやすいかな。
ちょっと違うとこあるけどね。
 
さて、僕が発想ナビゲータなのは、たぶん普通の人より
発想トリガーが多いから。
 
どうでもいい出来事が、僕の中の発想トリガーにひっかかって、
「どうなんだろう」と考え始める。
この頻度が普通の人より多い。
 
あ。
発想トリガーも聞きなれない言葉だよね。
 
発想トリガーというのは、普通に言えば疑問に思っていること。
 
たとえば、僕のブログを身に来てくれる人の多くは、
こんな発想トリガーを持っていると思う。
 
「どうやったらアクセスは集まるんだろう」
 
だから、僕のブログにはアクセスに関する話がよく出てくる。
読んでいる人の発想トリガーにひっかかるようにね。
 
今の僕は、アクセスに関する発想トリガーはこっち。
 
「どうしたら熱いアクセスが増えるんだろう」
 
同じアクセスでも軽いアクセスじゃなくて、
熱いアクセスがほしい。
 
ま、熱血ブロガーの見習いだからね。
 
アメブロは、アクセスが熱いのか軽いのかは、ペタとかで
数値化されるから、すごくいいシステムなんだよね。
僕にとっては。
 
さてさて。
 
話はタイトルのものに戻る。
 
僕が長年もっている発想トリガーのひとつ。
 
「信用と信頼の違いって何?」
 
よく人は、「信じています」とか「信用しています」とか言う。
 
またホームページで集客するとき「信用されるページにしましょう」って言う。
 
信じるとか、信用とか、信頼とか。
 
似ているようで違う。
何が違うのか・・・そんなことを発想トリガーにしている。
 
「あ、なんかこの人信頼できそう」なんて、なんとなく思ったブログには、
もちろん、「読者にしてください。お願いします」って送る。
 
同時に発想トリガーがアクティブになって、
「なんで、この人を信頼できると感じたのだろう」って
考えてみるんだ。
 
そういう発想経験をたくさんしていると、
普通の人より信じるって言葉の意味が深くなる。
 
「自由☆さんのこと、信じています」って言ってくれる人がいたら、
「あ、この人は、信用しているって意図で言ったみたいだなぁ」と
頭の中で変換しちゃう。
 
だって、信じるって言葉は、人によってすごく使い方が違う。
誤解の元になる。
 
で。
 
ある出版関連の集まりで、こんなことを言っている人がいた。
 
「なんでも相談して。なんでも答えるから」
 
この人、もう少しで自己啓発関連の本が出る著者。
初めての本。
すごくやる気になっていて、前向き発言が多い。
 
たぶん自信が最高潮にあるんじゃないかな。
 
だから、僕も相談してみた。
 
「信用と信頼って、どう違うんですか?」
 
それはね。
信用っていうのは、信じて用いること。
信頼っていうのは、信じて頼ること。
 
だからビジネスで言えば、上司から部下に言うのが「信用」で、
部下から上司に言うのが「信頼」。
 
実に分かりやすく解説してくれた。
 
でも・・・。
それだけ?
 
もちろん、間違っているとは思わない。
それもひとつの違いだと思う。
 
でも、それだけ?
 
うーん、この方は信じるということはあまり考えていないらしい。
ってことが分かった。
 
だから、それからは質問しないで、彼の言いたいことを聞いていた。
発想トリガーが刺激されないって状態だからね。
 
僕が考えるの信用と信頼の違いをひとつだけ書いておこう。
 
信用というのは、裏切られると失うもの。
裏切られても変わらないのが信頼。
 
僕が信じるって言葉を使うときは、信頼の意味で使う。
 
発想ナビゲータというのは、信頼しあわなければ本当の効果は期待できない。
 
だから、本気でナビゲートしようとする人には、まずは信頼することから始める。
 
「このやり方を使ったら、すごいことが起きるかもしれませんね」
「そうなったら、売り上げの二割はバックするよ」
 
なんて話をされたら、僕は簡単に信じちゃう。
 
ま、ほとんどは、うまくいかないケースが多いんだけどさ。
 
でも時には、そこそこうまく行ったりする。
すると、ちゃんとお仕事になったりする。
 
問題なのはうまく行き過ぎてしまったとき。
二割なんてバックできる環境にならない。
 
関連する人が増えて、いろんなことが起きて。
発想の原点にだけいた僕に二割もバックしていたら、
ビジネスがおかしくなってしまう。
 
こういうときって、経営者は「裏切る」ことをする。
 
あ、本当のことを言うと、そんな「裏切り」は最初からありだと思っている。
信頼するって決めたからね。
 
僕はそんなとき、あまり積極的に連絡はしなくなる。
ただ、連絡が来るのを待つ状態。
で、そのままになる。
 
でも、信頼した以上、切れることのない関係になっている。
 
だから、一年後とか二年後とか。
思いついたときに電話してみる。
 
「元気してますか?」なんて感じでさ。
 
最初は後ろめたさか何かで、すごく声が固いんだけど、
そのうち、前と同じ感じになってくる。
 
こんな儀式を通すと、本当に信頼しあえる関係になれる。
 
ま、そういう人とは、時に僕が裏切ることになってしまったりする。
 
状況によっては、相手の信頼に応えることができないことが起きる。
利害が反する状況になるってこと。
 
それでも僕は気にしない。
それで切れたりしない自信があるからね。
 
と、こういう経験を何度かして、信頼しあえる人が何人かいて。
 
「信用と信頼の違いは何ですか?」っていろんな人に聞いてみたりしている。
 
あなたの答えは何だろう。
知りたいなっ。
 
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