電激ストライカー | パブロフのブログ

電激ストライカー

熱血物の王道と言えば王道的なストーリーです。
一応選択肢は存在するものの基本的に攻略は一本道ですね。
最初のルートをクリアすると次のルートが提示され最終的に全ての謎が淘汰されていく形式です。
ヒロインも実質二人しかいない上に、メインのヒロインは実は・・・という展開ではありますが、
その分それぞれのヒロインの背景には密接に世界観と絡んだ問題があり、
そこを上手く構成に組み込むことで終盤の盛り上がりに一役買っている形です。

基本的に主人公がこれ以上ないほど正義バカ(いい意味で)で融通の利かない堅い性格をしているので、
掛け合いによる笑いとかそういう部分は期待しづらいですが、
概ね敵役のキャラにしても悪さよりも良さをシナリオで見せてくれる部分が多いので、
読むのに疲れる感じはなく真っ直ぐ展開を追いかけられますね。
ラスボス的存在だけはもう圧倒的に悪一色と言うのも特徴的です。
最近は悪の側にもそれなりの論理があるという視点も多いですが、
勧善懲悪的の悪役ってのは原点回帰的で悪くないかと。