先日、奨学金返済についての話を聞きました。

 

奨学金には

A 給付型

B 貸与型

があり、

Bの貸与型の中でも

①無利子

②有利子

があるんですね。

 

自分は5~6歳の頃、ちょうど親の会社が倒産した時に大きな病気をして、

どん底の中で大金を使わせてしまったという負い目があったので、

金のかかる進学という選択肢は選ばずに、高校卒業後に働いて自立する、という道を選んだので、

奨学金制度への理解が足りなかったのですが、改めて知ってみると

結構大変な問題ですよね。

 

データを見ると、借入の平均額はおよそ300万。

うち、奨学金について理解していなかったと回答した人が41%。

これ、お金のリテラシーが低い学生が決断するには大きな金額です。

社会に出る時、既に借金まみれ、夢いっぱいで駆け出す事なんて出来ないじゃないか…。

 

300万とまでは行かないにしても、仮に月5万円を24か月かりたとして、120万、

でも、いざ社会に出て、手取りが20万無かったとしたら、

家賃・光熱費・食費・携帯代だけでいっぱいいっぱいです。

一昔前なら、給料は年齢とともに上がっていきますが、今はそういう時代じゃない。

一番元気で希望に満ちていて欲しい20代前半の子達が、

社会に出た途端、借金の返済をスタートさせているとは…。

 

120万の返済、仮に月1万円返したとしたって10年。

収入が上がっていって繰り上げ返済が出来るとしても、ちょっと厳しい額です。

 

20年ほど前、しばらく会っていなかった知り合いの女性が、皆に内緒で風俗店で働いているとの事で、

理由を聞いてみると、「奨学金の早期返済の為」でした。

自己責任とは言え、リテラシーの無い若者が借りるにしては大きい金額。

 

これはちょっと考えなければいけないなと。

うちの会社に何が出来るだろうと。 

 

考えました。

 

 

常陸舗道では、奨学金返済中の方に対して奨学金返済支援制度を開始します。

 

お金がない辛さは、私自身、子供の頃に味わっています。

子供の頃、とうさんの会社がとうさんして(笑)

お金が無かったので家族で旅行した覚えはありません。

肉は母の友人が時々お裾分けにくれたものを食べるだけ。

せがんで買ってもらった激安の自転車は1か月もしないうちに壊れた。

友達が駄菓子屋に行く時には、小遣いが無いので「用事を思い出した」といって、しばらく時間を潰す。

自動販売機の釣り銭が出る所やその下を覗き、お店のおばちゃんに冷たい目で見られる。

コーラの空き瓶を拾ってお金に換える(当時1本30円になったが、足元見られて10円…w)

親に何かを買ってくれなんて言えない。

だから、

「世の中金が全てじゃない」と言われると、

「全てじゃないけど、お金があれば味わわなくていい辛さや悲しみもある」と思ってしまいます。

 

なんで自分だけ?

そう思うのは良くないと言われても、周りには自分より恵まれた家庭で育った人が沢山いるように見える。

テレビを付ければ、たくさんの金持ちが余裕のある生活をしている様子が目に入る。

食べきれないほどの食べ物をどれだけ食べられるかなんて番組を、日々食費を削っている人間が見てる。

ネットを開けば楽して稼げるなんて話が山盛りで押し寄せてくる。

でも、悲しいかな、実際にそんな事はありえない。多くの人達は、日々を必死に生きているだけです。

 

 

だから、

 

常陸舗道では、奨学金返済支援制度を開始します。

返済支援金を月1万から会社が負担します。

 

 

未来を担う若者の負担を減らして、もっと希望を持って生きて行って欲しい。

そんな願いから。

 

 

 

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