久々の夜勤 埼京線某駅・高架下にて。

 

 

 

雨が降ると水が溜まるという苦情が某議員さんに寄せられた関係で
急遽決まったお仕事。
 
鉄道関係の仕事はほぼ終電が終わってからの施工。
作業開始はほとんどが24時過ぎ。
今回は高架下ですが、ホームの施工などは25時過ぎから実質3時間程度の作業時間しかない事もあります。
この日は実質4時間半ほどですが、それでも少ないかな。

 

当初、材料(アスファルト合材)は密粒(よく見かける舗装。雨水を浸透させない)
での依頼でしたが、雨水を流すほどの傾斜は取れなそうだったので、
打ち合わせ時に透水性舗装(開粒13㎜)に変更を提案し、受け入れてもらいました。
 
舗装にも色々と種類があります。
粗粒   主に下層に使用する。骨材の粒が大きい。
密粒   主に表層に使用する。雨水を通さない。
細粒   主に歩道に使用される。粒が細かい。
開粒1号 透水性で高強度。ゴム入りともいう。滑り止め機能もあるので、坂道にも使われる。
開粒2号 透水性だが1号よりも強度が落ちる。主に歩道などに使用される。
この辺りは今度時間のある時に詳しく書きます。
 
既存のアスファルトを重機で撤去して、既存の砕石も撤去処分。
透水性用の砕石C-40(粒度が揃っている為、空隙が雨水を地中に流す事が出来る)に
入れ替えます。
この写真の状態を路盤と言いますが、
 
 
 
 
 
舗装は路盤が命。
 
 
 
 
 
どんなに表層をしっかり仕上げても、アスファルト合材はたわみ性があるので、
何回かの夏を過ごすと、路盤の形状に追随して沈下していきます。
だからやっぱり・・・
 
 
 
 
 
 
路盤が命。
 
 
 
「令!」ってやってくれると思ったのになぜやらない!(笑)
 
 
 
施工後。
仮の盲人用平板(シール)を張り付けて
 
翌日、盲人用平板の施工に入ります。