本日は監理技術者講習でした。

この講習は、建設関係の一級の資格を持っている人が受ける講習で、
持っている何かと便利なものです。
 
※監理技術者(かんりぎじゅつしゃ)とは、日本の建設業において現場の技術水準を確保すべく配置される技術者のこと。
 建設業法の規定により、特定建設業者が元請として外注総額4000万円以上となる工事を発注から直接請け負う場合
、現場に配置しなければならない技術者のことである。
 
 
思い起こせば10年前。当時在籍していた人達に資格の大切さを説いても誰も聞く耳持たず(笑)
6人くらいに、自分が思う簡単な試験を受けてもらったら、
見事に全員が落ち、しかも
「あんなの受かるわけがねぇ!」「そうだそうだ!」と逆ギレしている姿を見て唖然・・・
本当に口が開いたままになった記憶はあれくらいではなかろうか・・・
 
もう彼らは現場のみで生きて行くつもりなのだろうと、
それはそれでありかもしれない、と、
彼らには無理なのかもしれない、もうおせっかいはやめよう、
遠い目でそんな事を思った時もありました。
 
しかし!あれから月日が流れ、人もガラリと入れ替わり、
資格者も増え、今年は新入社員を除く社員全員が資格取得の申し込みをしました。
先月は2名が1級土木施工に挑戦。後に続くは3名。
 
人間の可能性は無限、が本当はどうかは知りませんが、
人間の能力を測る明確な基準など存在しないのは確かです。
まして他者の未来における能力など、誰も測る事は出来ません。
それに加え、人類が生まれてから、過酷な環境の中、途中で途絶える事なく、
連綿と繋がってきた優秀な(運の良い?)命の末端であり、最先端でもあるのが人間。
 
「出来ない」「出来るわけない」なんて言葉を聞くと、
 
「何勝手に決めてんだよ、偉そうだなぁ」 と思ってしまいます。
 
「本人がどう思おうと知ったこっちゃない、自分は相手の可能性を絶対に信じる」
今はそんな感じでやってます。