夏の風物詩 | すーしーをくーうー

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2015年に脳出血で片麻痺(左利きで左が麻痺)になりました。
恐ろしく不器用な右手右足と暮らしています。
いつか元気になって、自分の足で寿司を食べに行きます。

もうすぐ夏が終わりますね。

しかし、今年の夏は何かが足りないような気がします。
何でしょう。
こう、ぽっかり穴があいたような・・・。

気付きました。

今年は、痴漢のニュースを見てないんですね。
実際には報道はあって、わたしが目にしてないだけかもしれませんが。

痴漢で思い出しました。

 

昨年、電車内で痴漢をみつかって、その犯人は駅のホームを逃げました。

その姿を見た一般人のかたが、逃げる犯人に足をかけ転ばせ、犯人が逮捕されるという事件がありました。

 

ネットの意見では、足をかけて転ばせた一般人のかたに対して、「転んだ痴漢の犯人が怪我をしたら、それはそれで犯罪」とありました。

 

はたしてそうでしょうか?

 

犯罪が成立するためには、3つの要件を満たす必要があります。

 

①その行為がいけないと、法律の条文に書いてあるか

②それが違法な行為かどうか

③責任をとらせるような精神状態かどうか

 

1つづつ見ていきましょう。

例として、さきの一般人のかたを検討してみます。

 

まず①ですが、走っている相手に足をかけて転ばせる。

立派に条文に載っている、してはいけない行為です。

 

次に②ですが、逃げている痴漢に足をかけて転ばせる。

これは、犯人を捕まえるという正当な理由があるので違法ではありません。

人を意図的に傷つける行為が全て違法となるのであれば、ボクシングや手術もすべて犯罪になってしまいます。

 

この時点で一般人のかたは罪にはならないのですが、③についても、おそらく異常な精神状態ではないと思われます。

 

よく異常な精神状態のために罪に問われなくて、みなさん不満と思いますす。

しかし、彼らは無罪放免で、野に放たれるわけではありません。

その場合は精神病院に一生、閉じ込められることが多く、おそらくその人は懲役よりも辛いその後が待っていると思われます。