第74回紅白歌合戦
2023年12月31日大晦日に開催。
昨年はボーダレスがテーマでしたね。
出場者の発表がどんどんされていくに対しやはり現SMILE-UPやLDHの参加は無く、どちらかと言うとアイドル勢はK-POP的なアーティスト等が力を発揮していた様に感じる。

実際このボーダレスとは?

実際にジェンダーレスの時代に紅も白もないだろ?という観点を抑えている演出になっていたと思う。
まずはむかしみたいに紅組キャプテンは女性、白組キャプテンは男性という括り方がされていない。

出演者で気になったのは

「新しい学校のリーダーズ」。あのビートとダンサブルなサウンドは耳から離れな

「Ado」
アメリカではゲフィン・レコードと契約。コンセプト自体が非常に興味深いがとにかく上手いの一言。圧巻だった。

「10-FEET」
3ピースの厚みじゃないな。かなり分厚いサウンドが迫ってくる感じ。SLAM DUNKの曲というだけでその印象は強いのに今回はTHE Birthday/チバユウスケ氏への声がけも粋な計らいであったと思う。

「Man With A Mission & milet」
鬼滅の刃の曲披露。
紅組枠と白組枠として演奏したがここでこのボーダレスが既に展開されていた。




「椎名林檎」
ちょっと残念だったのが椎名林檎。
デビュー当時のメドレーという事だったが2曲止まり。できれば昔のパンキッシュでエモなサウンドを期待したんだが、今の椎名林檎尺度での表現だった。まぁ、それはそれで美しいのだが。

「星野源」
ここではギタリストの長岡 亮介氏に注目。生命体を披露したが、長岡氏はギタリストではなくコーラスとして参加。この曲ではそうらしいのだが、やはりできるプロデューサーは何をやらせても卒無くこなすという事にだ。

「Queen&アダム・ランバート」
今年来日公演が行われるという事もあるのだろうが、今回の紅白のテーマはこのバンドの出場が大きな意味を成す。




「Yoshiki」
特にXのファンではないがさすがに今回のすては泣けた。
ENDLESS RAINはYoshiki自らが歌い、その静寂からRusty Nailへの展開。それも同朋PATAを交えた仲間との演奏。
メンバーの死と断絶された関係は今後のバンドが抱える課題として伸し掛かるがそれを跳ね除ける力は楽曲への想いがあるからこそなのだろう。

「MISIA & Rockon Social Club 」
敢えてこの名称にした。
元男闘呼組のメンバーが結成したバンドとコラボした楽曲。
これが全体の大トリになった。




「寺尾聰」
僕の中ではこの寺尾聡さんが全てを持って行ったと思う。
とにかく渋い。
バンドは生演奏。最初ヘッドホンでモニターチェックしたが上手く聞こえなかったのかすぐ外す。
もう既にこの段階で全出場者を超越した何かがあった。



視聴率は非常に悪かった様だが、個人的には非常に良い会であった様に思う。