ポール・マッカートニー 語録 1170 キャリアの初期に経験した恥ずかしい出来事 | ポール・マッカートニー 語録

ポール・マッカートニー 語録

Paul McCartney In His Own Words

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 ポール・マッカートニーはビートルズでリードギターを

担当した際、とても恥ずかしい思いをしたという。

結成初期の頃、いつものベースではなくリードギターを弾くことになったものの、ステージで完全に固まってしまったそうだ。

 

ポッドキャスト『ポール・マッカートニー:ア・ライフ・イン・リリックス』でポールはこう明かす。

「ジョン(レノン)と初めて会った時、彼はギターを弾いていなかったんだ。僕がギターのコードを見せなきゃいけなかった。

というのも彼はバンジョーのコードしか知らない母親

(ジュリア)から教わっていたから」

 

「ほとんど初めて演奏するようなライブで、僕はリードギタリストだった。ジョンはリズム(ギター)担当。そして僕にはソロがあって、完全に固まってしまってね。指が全然動かなかったんだ。ただただ恥ずかしかったよ。その瞬間に僕のリードギター

弾きのキャリアは消え去り、僕はこう言った。

『2度とやらない。僕には向いていない。駄目すぎる』って」

 

同バンドの楽曲の作詞作曲を担当し、ジョンと共にリードシンガーを務めたポール、楽器と一緒に過ごす時間の素晴らしさに

ついて話していた。

 

「(ある1本の弾いていないギターについて)かなり罪悪感を

感じていたんだ。だからまた弾き始めてね。そしたら曲が生まれたんだ。そのギターに直接語りかけ、それが僕を救ってくれて

いた時代についてのね」

 

「かつて僕らはこう言ったものさ。『ギターと座り曲を

書くとき、自分の秘密をギターに語っている、

それが世界に向けた曲になるんだ』って」

 

「一人きりの時、そのギターは君の秘密の聞き役だ。

君はそれを抱いている。ピアノの場合そうはいかない。

まるで押しやってしまうような全く異なる動作になるんだ」

 

2024.04.12 デイリー