ポール・マッカートニー 語録 882 死の現実とその意識 | ポール・マッカートニー 語録

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Paul McCartney In His Own Words

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 新しい音楽を作曲したり、レコーディングスタジオにいることで、自分の死についての考えを紛らわせることができるとして、

「もし、新しいプロジェクトや挑戦がなければ、
死の現実についてさらに深く考えるようになってしまう。
だけど、特にそうしたいわけではないからね。」


一方、年齢とともに死をより意識するようになると認めるも、

「死は決して怖くない。僕の年齢になれば、
命の終わる時を受け入れなければならない。
でも、それはまだ遠いものだと思っている。
マジカル・ミステリー・ツアーは続いていて、

そのことに感謝しているよ。」


14歳の時に初めて書いた曲「アイ・ロスト・マイ・リトル・

ガール」が一種のセラピーとなり、1956年に亡くなった

母メアリーに対する悲しみを処理する機会を得たとして、

「一種のセラピーになっていたと思う。14歳の時、

ちょっとしたポップソングを楽しく書いていたつもり

だったけど、その時期は母を亡くしたばかりだったからね。」

「そう考えると、この曲には、今まで気づかなかったもっと

深い意味があるように思うんだ。サブリミナル的に彼女について

書いている可能性があるかもしれない。」

「これまでいつも『レット・イット・ビー』は

母の夢を見た後に書いた曲だと言ってきたけど、
『イエスタデイ』の歌詞の一部も母に関係しているのかも

しれない。」

「他にも、意外な思い出が出てくることもあるんだ。
ジョン(レノン)の話をしている時に、

子供の頃に一緒に行ったヒッチハイク旅の事とか。
ジョージ(ハリスン)ともね。」

( リーダーズ・ダイジェスト誌 / 2021/11/21 デイリー )