終わりまで耐え忍びなさい! 「終わり」って何? | 元エホバの証人 スッパイ大作戦のブログ 

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数十年間,JWのカルトの奴隷でした。開放された残りの人生を
精一杯楽しみたいと思っています。

いつもお読みくださり,ありがとうございます。

皆さん,こんばんは。元JWのスッパイです。

 

「終わりまで耐え忍びなさい」と,よく言われました。この場合の「終わり」には,二つあるということでした。一つは,間もなく来ることになっていた「大患難」のこと。そして,もうひとつは,自分の生涯が終わること。つまり,死に至るまで忍耐しなさい,ということだと教えられました。

 

 

     ガーベラ大患難という「終わり」が,すぐに来る

 

やしの木やしの木

ふたつの「終わり」のうち,「大患難」のほうが,先に来ると,だれもが思っていました。1975年には来ませんでしたが,それ以降は,いつ来ても不思議ではないと思い込んでいました。なので,「終わりまで耐え忍ぶ」といっても,そんなに長期間,待つ必要はないと,本気で思っていました。しかし,あれから,46年たった2021年の現在,まだ,「大患難」は来ていません。しかも,昔は,すぐ来てもおかしくない兆候らしきものがあったのですが,いまは,その足音すら聞こえてきません。

 

 

     ガーベラ自分の生涯大患難の「終わり」が近づいてしまった

 

やしの木やしの木

あの頃はまだ,10代のおわりでしたから,ふたつめの「終わり」など,まったく無意味で,考える必要もないことでした。ところが,一番目の「終わり」が,いつまでたっても来ないので,とうとう,自分の命の「終わり」のほうが,先になってしまうかもしれないと思うようになってきました。それでも,復活があるので,別に,気にするほどのことはないと,考えるようにさせられていました。

 

 

     ガーベラ遅れてやって来た,もう一つの「終わり」

 

やしの木やしの木

しかし,50代になろうとしていたころ,3つめの「終わり」が静かに登場してきました。「ものみの塔」の終わりです。どうしたことか,「ものみの塔」の組織の調子がおかしくなってきたのです。ベテルも,大会ホールも,王国会館も売却して縮小。出版物もさみしくなってきました。今や,「ものみの塔」は,前にも進めず,後ろにも逃げることが難しいのです。現状維持も出来なくなってきました。

 

「児童性的虐待」の裁判の問題を,エホバの証人の信者から隠し通そうとすると,自分たちの宗教法人の立場が難しくなってきています。非課税の立場を失ってしまうからです。カトリックや他の宗派のように,「児童性的虐待」の問題を発表してしまい,謝罪することにするのでしょうか。そうすれば,うまくいけば,「宗教法人」や他の政府からの恩恵を守ることができるかもしれません。しかし,かなりの数の信者を失うことになるのは確実です。

 

いまのまま,罰金や賠償金を払い続けることも難しいので,遅かれ早かれ,何からの決断が迫られることになると想像できます。

 

やしの木やしの木

「大患難」の終わりは,どんどん遠ざかっていきました。これは,心配なしだと思います。自分の寿命の終わりは,100パーセントやってきますが,すでに組織のストレスからは解放されているので,これも心配することはないのです。

 

あとからやって来た三番目の「終わり」,つまり「ものみの塔」の終わりのほうが,先かもしれないですね。宗教組織ですから,きれいさっぱり全滅してしまうことはないと思います。それでも,かなりの信者を失って,活動も減少するんだと思います。これも,心配というよりも,楽しみですね。

 

 

     ガーベラ「ものみの塔」の「終わり」まで耐え忍びなさい。

やしの木やしの木

終わりまで耐え忍びなさい,という言葉は,もはや,スッパイにとっては意味のない言葉です。カルト宗教から出て来たので,もはや,耐え忍ぶ必要がなくなったからです。もしあるとすれば,「ものみの塔」が崩壊し,「ちいさな塔」になるの見て,楽しむことぐらいでしょうか。

 

生き残るために,カルト色が少しずつ薄まって,そのうち無害なプロテスタントの一つのように変身していくのでしょうか。そうなら,いいのですが。逆に,一層カルト宗教に進んでいき,狂気に染まっていくのでしょうか。信者の皆さんのことを思うと,あっさりと,あきらめて,無害な宗教になってほしいものです。