覚醒前から少し変だった 2 (職場で) | 元エホバの証人 スッパイ大作戦のブログ 

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数十年間,JWのカルトの奴隷でした。開放された残りの人生を
精一杯楽しみたいと思っています。

いつもお読みくださり,ありがとうございます。

皆さん,こんばんは。元JWのスッパイです。

 

エホバの証人時代は,移転も多く,そのたびにアルバイト探しをしなければなりませんでした。面接では,必ず,自分がエホバの証人であることを説明しておきました。クリスマスや,選挙など,あとでまずいことになるのが分かっていたからです。

 

 ピンクドーナツクリスマスのサンタの帽子

 

やしの木三毛猫やしの木

コンビニのアルバイトの面接では,クリスマスのシーズンに,サンタクロースの衣装を着れないことを説明しました。店長から,選挙の際,立候補者に電話をしてあげてくださいと頼まれたことがあります。面倒ですが,それ以降,面接の際には,エホバの証人なので,選挙にはかかわらないのだということを,最初から説明しておくことに決めました。

 

そのほかにも,集会の夜の時間には,仕事ができないこと,年に3回の大会があるため,お休みをもらわないといけないことなど,様々です。ほんとうに,制限の多い宗教でしたね。

 

 

やしの木三毛猫やしの木

新聞配達,ビルの清掃,電気工事,家庭教師,おかしの配達。本のセールスなどなど,開拓奉仕をするために,いろんな種類の中途半端なアルバイトをしてきました。面接の度に,エホバの証人であることを説明していました。

 

覚醒前にいた会衆には,職場で,問題に巻き込まれた,ふたりの開拓者の姉妹たちがいました。姉妹たちは,エホバの証人であるを隠していました。詳しくは書けませんが,店長に,自分たちがエホバの証人であることを話しておけば避けられる種類の問題でした。結局,ふたりともに,開拓者の特権をとられてしまうことになりました。

 

以前なら,職場で,自分がエホバの証人であることを伝えるのは,誇らしいことだと感じました。ところが,今では,エホバの証人であることを隠す人もいるのかと,少々驚きました。

 

 

やしの木三毛猫やしの木

とうとう,ありえないと思っていた,60才が近づいてきました。とっくの昔に,楽園になっているはずだったのです。何十年も,アルバイトをしながら正規開拓奉仕をしてきましたが,そろそろ,真剣に,自分の生活を考えないといけなくなってきました。人生の終わり近くになって,追い込まれてきたのです。

 

 

 ピンクドーナツイチローのビデオを見なさい

 

やしの木三毛猫やしの木

集会や奉仕に影響がでないようにしながら,なんとか,アルバイトを増やさなければと思い,50代の後半,会衆内のだれにも知られないようにしながら,面接を続けていました。

 

ある面接で,店長の瀬分 入文(せわけ にゅうもん)さんが,「エホバの証人のかたが,少し前に,アルバイトをしておられましたよ。でも,すぐに辞めてしまわれました。あなたも,そういうふうになる予感がします」と,妙なことをいわれるなーと,思いました。

 

それでも,やってみて,うまくいかなければ,すぐに辞めようと思い,始めました。店長の瀬分 入文さんは,自分が,なぜ,コンビニを始めるようになったのか,詳しく話し始めました。そして,「イチローのビデオを」見てきてください,といってメモに,YouTubeで見られるビデオのタイトルを書いてくださいました。

 

イチローが成功したのは,普通を越えた努力の結果だったということが,よく分かるビデオでした。店長は自分なりの人生哲学があるようでしたが,なんとなく,これまでの職場と違う雰囲気が気になりました。

 

やしの木三毛猫やしの木

この職場は,〇〇学会の人が圧倒的に多いのだということに,すぐ気が付きました。すばやく行動し,わずか2週間でやめることに成功しました。やめるのは,いろいろと,面倒で難しかったのですが,とりあえず,傷は浅く,かろうじて無事で済みました。

 

それにしても,この50代の最後の数年は,エホバの証人になって以来の最悪の数年でした。会衆内は,もめごとだらけですし,体調も最悪でした。楽園も「重なった世代」の説明からすると,自分が生きているうちには来ないなーと実感していました。

 

 ピンクドーナツ自分がエホバの証人であることは,言わないでおこう。

 

やしの木三毛猫やしの木

60才を過ぎてから,新たに仕事を探すのは,かなり難しくなるだろうなーと,感じていたので,あと何年かの間に,ほんとうに良い仕事が見つかるのか心配でした。そういうこともあり,次の面接からは,エホバの証人のことは,話さないでおこうと思いました。なんとか,ひとつ,続けられそうな仕事が見つかりました。物わかりの良い店長さんにお会いできました。この後,30年以上やってきた正規開拓奉仕をやめることにしました。しかし,それだけでは,生活設計が成り立ちませんので,もうひとつ,アルバイトを探し続けました。

 

 

やしの木三毛猫やしの木

あと一か月で,60才になろうとしていた時,ほとんど,偶然に,最後のアルバイトが見つかりました。スッパイのアルバイト人生のなかでも,一番いい仕事じゃないかなあと思いました。といっても,年が年ですから,何年続けられるのなー。自分よりも4才とか5才年上の人が元気に働いているので,その人たちの年齢ぐらいまでは,働けるのかなーと考えています。今回も,エホバの証人のことは話さないようにしました。そして,このあと,1か月か,2か月あとに,スッパイは,とうとう覚醒したのです。今から,考えてみると,無意識のうちに,覚醒の準備をしていたのかも知れないですね。

 

 

 ピンクドーナツエホバの証人であることを恥じるようになっていた

 

 

やしの木三毛猫やしの木

50代後半の数年は,エホバの証人として過ごした40年間の中ても,最悪の数年間でした。会衆内でも,巡回区内でも,理解に苦しむ出来事が生じていました。当時はまだ,覚醒していなかったのですが,それでも,周囲にいるエホバの証人を見ていて,無意識のうちに,エホバの証人であることを恥じるようになっていたのだと思います。自分自身の健康も最悪でした。そういう最悪の事態から,一挙に解放されて,今に至ります。エホバの証人のカルト宗教から解放されてから,爽やかな日々か続いています。でも,こんな日がやってくるなんて自分では想像もできませんでした。