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朗報です。
R1250エンジンの始動不良問題、モトラッドトウキョウベイさんのご努力により、解決となりました。
GS、GSA、RTなど2021年モデルあたりからのRエンジンに関する問題、外国でも問題になっていたようですし、国内でも同じ症状に悩む方がたくさんいらっしゃいました。
本日、私のGSA与一(R1250GSA40th)が直って戻ってきました。
少し詳しく申し上げますと、昨年夏、旭川のホテルを出発直後、エンストし、直後セルが回らず焦りました。
そして、決定的だったのは今年の1月2日、走り初めツーリングに出発しようとした早朝、一度エンジンを止めたら再始動できなくなりました。
対応としては以下のようなことがありました。
①一回目のバッテリー交換
※この段階では、バッテリーの不良かと思われましたので。
②大容量バッテリーへの再度のバッテリー交換及びバルブクリアランスの手直しによるデコンプ機能の強化
※新品バッテリーでも症状は同じく発生することが分かり、BMWジャパンからは上記二点の指示がありました。それ以上の措置はありません、ということだったようです。しかし、これでは症状が直りませんでした。
③今回、モトラッドトウキョウベイさんの判断で、バッテリー➡セルモーター間ハーネスの二重化を実施。
この措置で症状は出なくなりました。つまり直ったということ。
私はバイクの機構などについては素人ですが、今回の措置と不具合の原因を平たく言い直すとこんなところです。
①エンジン始動のためには、セルモーターで強力にクランクシャフトを回転させる必要があるが、2020モデルあたりからその負荷がさらに大きく重くなり、シリンダー内の圧縮を調整するデコンプ機能を最大限活用しても、そしてバッテリーから供給される電流量が増えるかもしれない大容量バッテリーに変更しても、時として始動できない症状は直らなかった。
※実際の症状は、始動直後エンストやキルスイッチによる停止があると再始動が困難になることでした。メインスイッチのオンオフで始動可能になることもあるし、それでも始動できない場合もありました。
なんらかの電子的設定が併せて悪影響を及ぼし、再始動を困難にしている可能性もあり得ます。この点はまだ突き詰められていません。
②いろいろ対応策を考えていただき、実は、バッテリーには問題はほぼ無く(バッテリーの能力に問題はないようです)、バッテリーからセルモーターに瞬間的に送られる電流の量が少し不足していたことが原因ではないかと考えられました。
おそらくハーネス、平たく言えば電線(配線)ですね、それの伝導性がわずかに不足しているといった原因で十分な電流が流れず、重たいクランキングができない状態に度々なってしまった、ということです。
さすが『福田モーター商会』さんですね。過去にK1200などに同様の症状が出た時の経験を生かして、配線の二重化をしてくださいました。
二重化は、道路で言えばバイパスを作ることで、電流の量が増え、セルモーターがしっかり回るようになる効果が出たということです。
この知見は、モトラッドトウキョウベイさんからBMWジャパンへ伝えられ、ドイツ本社にも伝えられることになると期待されます。
ジャパンがやる気があれば、各ディーラーにこうやればいいよ、という連絡をするでしょう。
やる気がなければ・・・、ザンネンですね(笑)。
ジャパンからの明示的な「リコール」あるいは「サービスキャンペーン」という形で指示が出るといいですね。
それがないと、普通のディーラーじゃ、原因不明、ジャパンから指示なし、ということで、「まあ使って様子見てください」なんてことで終わってしまうわけでしょう。
以上、何回もこの問題についてブログを書いてまいりました。これで解決されたということになります。
モトラッドトウキョウベイの整備の皆様に心から感謝申し上げます。
明日は元気よく与一で茨城ツーリングに行ってきます!
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