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悲しくてつらい一日、【続き】です。
檜枝岐村から奥只見湖畔への道、延々60㎞、魚沼までだとさらに遠い。小さいカーブが連続するクネクネ道、慣れている私でも嫌になって、疲れてしまいます。
腹ペコ+強風+雨+60㎞超の超クネクネ走っての奥只見進行は無謀&危険と判断。
舘岩へ来た道を戻ります。やめるという勇気、これも大切。
雨は小降りですが、やみません。
そして⑤『ランチ難民』は続きます。
来た道を必死で戻って前沢地区にある「そば処曲屋」を目指します。事前に電話で混雑具合を尋ねていたので安心していたのですが、行ってみたら・・・、
上からソースカツどん、タンメン、高原ラーメン。各人バラバラに座り、バラバラなものを注文。でも、意外なほどサクッと供されました。
福島側の予報は晴れだったはずなのに、雨雲がかなり色濃くかかっています。
那須の道は激混み確定なので、ちょっとだけ北上して田島を経由して白河へ抜ける道を選択。
雨はかなり強く、少し暗くなり始めましたが、そこは規律ある私たち、無線で連絡を取り合いつつ、一気に白河へ。
するとまた異変が。
まずはしんがりのアキレスさんから無線連絡。
⑥「湘南の風さんのバイクが急に止まりました」
「警告ランプが点いたので停止したそうです」
「ニュートラルが出ないので、エンジンを掛けられません」
※ホンダのNC750のクラッチレスなのでそうなるらしい。
2~3㎞先の道の駅下郷で待機していた私たち5台、状況把握とヘルプのため、アッキーさんに現場に戻っていただきました。
※気温は10℃ほど、かなり雨が強く降っている状況での故障原因探し。非常に厳しいことだったと思います。長居すると命の危険があると思われるほどの寒さと雨。脇を車がビュンビュン飛ばしていく。
その後無線とラインを使って状況把握しようとやりとり。
「水を入れようとしましたが、キャップが開きません」
「キャップ開いて水入れましたが動きません」
「電装系を疑い、バッテリー端子抜き差しトライ中」
「リセット出来ず、ダメです」
「雨で気温低く、危険なので、バイクは放置し、道の駅に向かいます」
※かなりスピードの出るカーブが多い道。危険でした。
私からは、
「了解、レッカー配車時刻分かれば道の駅にいる何人かには帰宅の途に着いてもらいます」 ※2台帰途に。
ということで、現場でレッカー手配を行ったうえで、道の駅に退避してもらうこととなりました。
タンデムで道の駅に戻ってきた湘南の風さん。
全員元気を装って笑顔です。そういうのが仲間のいいところ!
しんがりのアキレスさんの面倒見の良さ、素晴らしい。本当にありがとうございます。
※お礼に写真2枚。
その後、湘南の風さんと保険会社の連絡がつかない状態が継続し、レッカー手配が終わらない状態でしたので、私たち4名はサポートのため居残り。
私は、修理持ち込みという次のステップのため、ホンダドリーム宇都宮に電話し、持ち込み可能時間を確認して(結局翌日しか持ち込めないと判明)、症状の事前告知をしました。
レッカーの段取りが付いたので、我々も帰途へ。
その去り際にモトグッツィ2台の並ぶ写真をアッキーさんの携帯で撮ってもらいました。
こういう時もいろいろ考えて気を回す、嫌な想い出にしないで、楽しい思い出を残す、ってこと、大切ですよね。
モトグッツィ2台揃い踏み。
派手なカラーリング、ステキなバイクです。
※雨が降っていない方が写真はよく撮れますね(笑)。
レッカー手配が済んだので、白河インターまで雨の中を走ります。かなり体力消耗。
本当なら魚沼に抜け、そのまま金沢方面へ遠征しようと思っていた私、全てを断念しました。しかし、その後もまたひどいことに。
⑦白河で東北道に乗ったはいいが、渋滞が地獄でした。
岩槻を頭に45㎞、そして手前矢板、宇都宮、佐野あたりで何か所も10㎞くらいの渋滞発生。そうですよね、栃木は晴れていましたから紅葉観光の渋滞。
本当につらい目に遭いました。
それでもなんとか全員無事帰宅できました。
ハマちゃんの帰宅後の連絡が泣かせます。
「東北道の渋滞にモミにモマれ無事に帰宅いたしました。本日ご参加の皆様お疲れ様でした。」
一方、レッカー移動になった湘南の風さんは、「那須塩原から新幹線に乗りました。バイクは今夜預かりで明日修理の予定です。皆様には御迷惑をお掛けして申し訳ありません。まさかこんな形でTICさんとお友達になろうとは予想もしませんでした。」
ありゃりゃぁ、毎年夏の遠征で新幹線で帰っていたTICさんの名前が出てきちゃいましたよ(笑)。
※TICさんの名誉のために書き加えますと、前回の夏遠征、久々に自走で帰れましたよね。ま、いろいろアクシデントはありましたが。
そして最後にまた悲しいことが。アッキーさんからの安着連絡。
⑧「リアタイヤまた釘踏んじゃいました。グスン😢」
どこで釘を拾ったのでしょう?誰に起こってもおかしくないアクシデントです。
怖い怖い。
さて、私、527.3㎞走って21時半頃に無事帰宅。
長くて厳しい一日でした。
いろいろなことがうまく回らない稀にみる厳しいツーリングとなりました。
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