ご覧いただき、ありがとうございます
※ライダーは私じゃありません(笑)!
モデルライダーは営業の秋山さん。
本日のブログは、『一気に迫力ある加速中』というイメージで始めます。もちろん、しっかり安全を確認したうえでの走行ですよ。
ワタクシWRT、マルチエンジンのバイクも所有しておりました。
オレンジカラーのK1300R、チョ~速いかっとびバイク。今でもほしいくらい。
赤銀のMV-Agusta Brutale1090RR、クラッチ重いけれど、パワーモリモリの快楽バイク。800系のすぐ壊れる3気筒系と違い、4気筒の1090エンジンはしっかりしていたけれど、ナンバーステーが二度折れ、ミラー鏡面が走行中ヒラヒラと落ちるという造りが残念なバイク。下取り極端に悪し(笑)。パッと買ってパッと下取り(笑)。もちろん、たっぷり楽しませていただきました。
つい先日6月24日に下取りしてもらった黒のS1000R、乗れば即快感!という悦楽バイク。それも安全に快感を得られるという優れもの。
マルチでは、赤い6気筒K1600GTも乗っていました。現行モデルよりもアクセル反応が鋭くて速いバックギア無しのモデル。ジェット機だね、これは!
そんな私ですが、先日、福田モーター商会さん(MOTORRAD TOKYO-BAY)で、新しいS1000XRを試乗させていただきました。エンジンは新型ですよ。
3か月前までエンジンは少し違いますが、S1000Rに乗っていたという視点から、新型S1000XRをチェックしてみましょう。
1.街中にフィットするスリーキーなデザイン
前モデルのイメージを踏襲したデザイン。速そう、幅も狭い印象で、スリム感あり。
キープコンセプトデザインですから、前モデルと大きく変わった感はありませんね。
XR的デザインは、既にF900XRで引き継がれてデビューしています。
ほら、これです。テツさんのF900XR。パニアとトップケース付きの遠征バージョンですから印象はかなり違いますが。
このXRデザインは個人的には好きです。が、S1000XRはリッターバイク、ある意味代わり映えしないという評価もあります。エンジンが変わっただけなのか?
2.エンジンは変わったのか?
S1000R現行型のエンジンフィールはよく知っています。
新型の4気筒エンジン(新型S1000RRのエンジンに可変バルブは付けていないもの)と私の持っていた「R」エンジンと比べてみましょう。
個人的感覚に頼る部分が多いことを承知の上で申しますと、かなりマイルドになった印象です。
モードは当然「ROAD」で走り出し、空いている3車線の一般道で開けてみて、途中から「DYNAMIC」モードに切り替えました。そういう気持ちになるということは、出力がマイルドになったということだと思います。
アクセルを開ければ爆発的にパワーが出るのは以前と同じ。
安全を考慮して開け始めのパワーを低めにしているのだろうか?と感じました。
3.全てはBMWクオリティ!
見慣れたTFTメーター。
コレ、操作は少々慣れが必要だけれど、必要情報は全て入っています。操作性は改善してほしい。ドイツの設計者の考えるやり方は我々には合ってないような気がします(笑)。
クラッチは軽い。これ油圧じゃないけれど、軽い軽い。ワイヤー引きなのにねぇ。
トライアンフのボンネビル系のクラッチ(ワイヤー引き)がある時からめちゃくちゃ軽くなって、それを後追いするように各社のワイヤー引きクラッチも軽くなりましたね。トライアンフすごいぜ!
左グリップに付いているグリグリ回すダイヤルも、ナビゲータとの連携で非常に使いやすい。
ブレーキ、当然効きます。リアも結構効きました。安心感ありますねぇ、これは。
ただ、ギアシフトペダルもブレーキペダルも少々内側に入っている感じ。もう少し外側にしてくれたら踏みやすいかなぁ。
慣れの問題だろうけれど。
故障は少なそう。全体として、作り方のクオリティが高いんですよ、BMWは。
※私、BMWからお金もらってませんよ(笑)。
故障が少ない(例えばドカと比較して圧倒的にトラブル無し)こと、信頼感があること、これはバイクが趣味で(ディーラーに故障修理に行くのが趣味じゃないという意味(笑))走りたい人には重要ですよね。
装備も安心感のあるものばかり。ライトもカッコいい。と、私は思います。S1000系であることを一目でわからせる意匠です。
4.夏はアッチッチだろうね!
S1000エンジン系のバイクは熱い!
マルチエンジンはどのブランドでもだいたい熱いんです。だから普通だ!でもね、私はそうは思いません。
BMWのクオリティなんだから、工夫してよ!さらにね!
実は、この新型XR暑い夏の間、試乗は控えておりました。
S1000Rで夏の暑さは経験済み。梅雨明けからお彼岸までは乗らないのがS1000エンジン!と私は思っています。
乗らなかったから何とも言えないけれど、営業の秋山さんは、「前よりかなり良くなりました」とか「フレームがカンカンに熱くなる度合いは下がりました」とのことです。
私の「R」はオヤクソクのカーボンフレームカバー付けてました。これかっこの問題じゃなく、『必須装備』でしたから。それはどうやら不要らしいです。フレーム形状が変わり、直接熱が脚に来なくなったようです。
だから、秋冬春はこれでキマリッ!ってことっです。このエンジンの快感は病みつきになります。
私も、もう一度S1000エンジンのバイクに乗りたいんですもの。
このXRか来年あたり出る新型のS1000Rを狙いたいものです。
5.お尻がハマっちゃうよぉ!
シート高は、840 mm。日本仕様のプレミアムスタンダードは790mm。
この790㎜という低いシート高だから170㎝の私はもちろん問題なく乗れます。が、シートが角ばっているので、両内腿に角が当たる感じがあります。薄めのシートなので、角を削るのがどこまでできるか疑問がありますね。
※178㎝だとこうなります。
それから、シートがこういう形状なんです。
F900R、F900XRも同じように、へこんでいる感じになっています。
後ろにお尻をずらす余地が少なめ。
ここが私にとっては一番ネガなポイントです。
ある時は前乗り、ある時は後ろ乗り。そんなふうにお尻の位置を時々ずらしたいんです。
おそらく乗るべきポジションをきちっと決めてしまうシートなんでしょう。
同じ位置にずっと(私の場合には500㎞とか(笑))お尻を固定しておくと痛くなりますよね、確実に。だから、前後にいろいろずらしながら乗っていきたい。そこがしにくいのはネガポイントです。慣れの問題かもしれませんが。
お尻がハマる、そういうポジションはなんとかならないかなぁって思います。後部との段差が少ないといいなぁ。
もう一つ、チェーン駆動です。前のS1000エンジンのチェーンはすぐ錆びました。今回は改善されているようですが・・・。
チェーンメインテナンス、私にとってはとても面倒な作業。三台持ちですが、シャフトドライブ三台なので(笑)。
注油するメインテナンスができない人には無理なバイク(笑)。
ちょっとでもできるなら問題なし。伸びもBMWは少ないしね。
6.More Power!というパワー信仰
M1000RRなんてのが出ましたね。
156 kW (212 hp) at 14,500 rpm
113 Nm at 11,000 rpm
論外です、これは!
S1000RR
152 kW (207 hp) / 13,500 rpm
113 Nm / 11,000 rpm
S1000XR
121 kW (165 hp) / 11,000 rpm
114 Nm / 9,250 rpm
R1250GSA
100 kW ( 136PS ) / 7,750 rpm
143 Nm / 6,250 rpm
私、思うんです。S1000XRの165hp、これすごいですよ。回して乗れば爆発的です。
V85TTのように80HPもあれば十分楽しめるのですが、More Power これは私みたいな人間は求めがちです。
ガバ開けはしないし、できませんが、その余力感がたまらないんです。
暑い夏は乗りません(私は乗ります)、でもパワーが好きです(YES!)、軽量バイクが好きです(YES!)、でも安全が一番大事(全面的に同意)、そういう方にはすごくフィットすると思いますよ。
ハイ、私パワー教の信者です!
お読みいただき、いいね!楽しいね!と思っていただいたら、日本ブログ村のボタンを押していただけると、とても嬉しいです。