ご覧いただき、ありがとうございます 皆様是非コメントしてください。大歓迎です
8月3日の記事「夏のマルコォォォ~ッ!」で予告したS1000RRの試乗インプレッションです。
これまで何度も試乗したS1000RR、最新モデルに試乗してみました。
私のマルコとの比較でインプレを整理しました。
1.ポジション?マルコより楽だよ~、ちょっとだけ
マルコで乗って行ってディーラーさんでS1000RRに乗り換えた瞬間。
『こっちの方が楽だよねぇ~』って思いました。感じた差は、股関節と膝の曲がり。ここが違います。わずかな差かもしれませんが。
「これなら全然乗れるよね」と思いました。ただし、30㎞ほど試乗した最後の方で少し首肩に違和感というか緊張を感じました。100㎞下道を連続して走るとなると厳しいかも。風が身体を支えてくれる高速なら大丈夫と思います。
トータルに、「これは乗れる!」って感じです。※私のこういう受け止め方が甘いんで、マルコ買っちゃったんですよねぇ(笑)。
2.熱いよ!暑いよ!アッチッチだよぉ!
言うまでもなく、アッチッチです。気温低めの日に試乗したのが幸いだったと思いました。タンクをニーグリップしようとすると、カンカンに熱くなっているフレームとタンクの境目あたりに膝が当たるんです。
しっかりしたウェア、特にパンツを履いていないと、長時間熱にさらされて膝の内側や内腿に火傷する可能性があります。
フレームは素手で触れないほどの温度になります。渋滞にはまったりするとすぐに冷却ファンが回り、その熱風がライダーを襲います。
都心部の慢性的に流れが悪い道路を使う方、買わない方がいいです。
RnineT Racer は、交差点で停まると若干の熱気を顔に感じる、その程度です。
3.快感のオートシフト
以前も何度かRRに試乗していますから分かってはいましたが、2017年モデルのシフトの楽ちんさには驚愕するものがあります。
Rエンジンのオートシフターは、力を入れてガッチャンガッチャンという感じ。うちのクローバー君の場合、付いているけど正直私は使っていません。RRはそれとは全く異なる軽いタッチ。シャバッ、シャバッっていう感覚でアップダウンができますから、クラッチを握る必要は極めて少ないですね。
これはもう素晴らしいの一言です。
重い、遠い、と思っていたクラッチも、今回使ってみたら、さほど遠くないし、それほど重くないよね、なんて思えたのもオートシフターのおかげでしょうか。
空冷のRnineT Racer はそもそもオートシフターなどついてません。使うほどのパワーもありません。
4.回ります!でも、回せません(笑)
一般道でちょっとアクセルをひねるとあっという間に100㎞の世界に入ってしまいます。それもストレスなくです。危険なので自制して制限速度を守る姿勢が重要です。
オーナーに尋ねると、皆さん、通常は5千回転ほどまでしか使っていないようです。それ以上一般道で回すのは危険すぎます。2速3速で回して楽しむというのは環境が整っていないとアブナイです。
アグスタブルターレ1090RRとの比較で言うと、絶対的な馬力の数値はRRがはるかに上。しかし、パワーの出方は1090RRの方が暴力的です。RRの場合、5千回転くらいなら極めて調教されたパワー感でおとなしめです。
5.操作性やブレーキやそのほか
メーター関係やその操作は勉強しないと簡単にサクサクっとできる感じではないみたい。
スポーツモードで走り出しましたが、特に怖さはなく、ブレーキは効くし、ステップも高くてレーサーの味付け。ハンドリングも素直。乗りやすい。
国産の4気筒をまねて作り始めたS1000系ですが、真似を通り越してしまったんじゃないか、と思います。乗りやすいパワーバイク、これが結論です。
荷物は全く積めません。シートバッグを付けると乗り降りがとても面倒。
後部が上がっているので、シートバッグ付きだとまたいで乗るのはほぼできません。この点で私的にはマイナス点が付きます。
ワタクシ、実は昨年秋に赤いRR買おうかと思ったんです。狙っていた車両が売れてしまい、残念なことになりました。
秋なら買おうと思います。でも、夏なら買えません(笑)。夏に試乗したら二の足を踏む、それくらいすごい熱さであることは肝に銘じておいた方がいいですね。
6.メインテナンスコストが高い
ここ重要です。こういう性格の車両ですから、タイヤはソフトなハイグリップ系になります。5千キロ、あるいはそれ以下でアウトでしょう。
オイル、R系エンジンだと、私は、5千キロごと、リッター2千円少々のMOTUL5100にしています。BMW純正はリッター3500円と高すぎます。5100で性能的に問題ないので。
ただ、S1000エンジンだと、5100は少々躊躇します。3千キロごとの交換が推奨されています。
高いオイルで交換が頻繁。となるとコストはかなりかかります。これはキツイですね。
ツーリングには行けます。しかし、ツーリングに行くために買うバイクではないとはっきり言っておきましょう。
7.マルコとRR
マルコはレトロレーサースタイル!スタイルを楽しむバイク。速さはそこそこ。
RRはモダンレーサースタイル。速い!レースコースでの迫力を疑似的に(あくまでも本物じゃないけれど)簡単に味わうことのできるおもちゃ、そういうことでしょう。
お読みいただき、いいね!楽しいね!と思っていただいたら、日本ブログ村のボタンを押していただけると、とても嬉しいです。