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6月16-17日にデビューフェアが開催されるDucati SUPERSPORTに試乗してきました。
コレ、3月のモーターサイクルショーで見てましたが、実物は、
「軽い」、「小さい」、「スポーティー」、「パワーあり」、そして「ハンドリングしやすい」と高評価でした。
1.十分なパワー
カタログでは、日本仕様109hp@9000rpm、9.5kgm@6500rpmだそうですが、スポーツモードで回転を上げて加速してみますと、「あぁ、これで十分だなぁ」、そういう感じです。
アグスタの4気筒やBMWS1000RRのような爆発的パワーには勝てませんが、回して楽しめるという937ccの良さが前面に出ています。こちらの方が乗って回して楽しいかも、そう思わせるエンジン。ドカの場合、いつもトップエンドのエンジンより、その一つ下のエンジンサイズの方が好ましいと感じるのはなぜなのでしょうか?
エンジンからの熱?感じますよ。ひどくはないレベルです。
鼓動感?まぎれもなくドゥカティのLツインエンジンのそれです。音もそう。これはドカです!主張していないけれど、自然とドカなんですね。個人的には好きです、この音と鼓動感。
2.コンパクトで取り回しが楽で少しちゃっちい
重量はオイルとかガソリン入れて210㎏。K1600とかGSAとかグッツイのスポルトとかそういう250㎏、300㎏、350㎏のバイクばかり乗っている私にとって、「おもちゃ感」があるくらい軽い、小さい、取り回しが楽。細い。
軽いのには訳がありますよね。例えばスクリーン。小さくて薄くて端っこはブレブレです。これは、低評価しているわけではないんです。軽くするならそうなって当然。少しちゃっちい感じが出て当然、そう思います。
3.デザインはスーパーバイク風
というより、ドカのアイデンティティなんですね、このデザイン。
好き嫌いはあるでしょうが、統一感のあるドカのデザイン、頑張ってるなあって思います。
4.ポジション
楽々です。カッコはスポーツにしてありますが、ハンドルは超高いところにあり、ポジションは楽ちん。かつてポール・スマートで苦しんだ(実は楽しんだ)ワタクシWRT、つい先日BMWのRacer買いましてそのポジションにまたまた苦しんでおりますから、このスーパースポーツのらくちんさには感動です(笑)。
小柄なドゥカティ埼玉南の店長さんで足着きがこんな感じ。160㎝そこそこの身長でも大丈夫、足は着きます。
逆に言うと、前のめりなスタイルでスポーツするには若干物足りないくらいのポジションということになりますね。
でも、ツーリング行くなら、普段使いするならこのポジションはとても良いと思います。
そして、パニアも用意されています。アグスタのツーリズモベローチェのそれに近似的だなあって思いました。
5.乗ってみて
少しだけ前にのめっていて、ちょっとやる気が出るし、パワーもあって、街中でも使いやすい。ブレーキもきちんと効きますし、ワイヤー引きのクラッチもそう重くない。使いやすいなあ、乗りやすいなあ、すぐにでも乗れるバイクだなぁ・・・、と思いましたよ。
以下は私の個人的経験に基づくコメントです。
正直言って、お友達のドカ、ちょっとした漏れとか不具合とか、私が乗ってきたBMWやモトグッチよりかなり多いようです。かつて私が乗っていたポール・スマートはほとんど不具合がなかったので、最近のドカの状況には少し不満があります。ま、私がラッキーなことに『良い個体』ばかりに当たってきたということもあるかもしれませんが。
致命的な不具合は多くないのが救いでしょうか。「多少いろいろあっても軽さとパワーとのトレードオフなんだ。このスタイル、鼓動感は捨てられない」とか、「ディーラーに行く機会が増えていいな」くらいの気持ちになれればよいと思います。「なんだ、時々不具合が起こるんじゃどうしようもないな」って思うようならドカは合わないってことだと思います。
なにしろ「ドカなんだから・・・」、そういう主張が見えてきます。
このスーパースポーツ、間もなくフェアが開催され、オーナーも増えてくればその良さ、あるいは問題点も浮き彫りになってくるものと思います。
私の印象としては、ツーリングメインで使える軽量パワフルなスタイルの良いドカ!そういうことです。
私が買うなら、白車体に赤ホイールで決まりですね。パニアはない方がかっこいいかも。