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毛越寺から約8kmのところにある厳美渓、今年はやたらとBMW乗りの皆様が訪れた場所。そして、やたらに空飛ぶ団子が話題になっていましたね。
橋の上から見ますと、こんな感じ。なかなかにワイルドな渓谷ではあります。
あ、その前に、車はお目当ての空飛ぶ団子屋さんの駐車場に停めて、まずはどこで空飛ぶ団子を注文するのか尋ねました。駐車場からこんな素敵なものが見えるんです。期待は高まります。
店内での会話。
「あの~、空を飛ぶアレ食べたいんですがぁ」
「ここは暖かいいよぉ~、ここでいいよぉねぇ」
「いやぁ、そのぅ、空飛ばないでしょ、ここでは!」
「寒いよぉ~外は!どうしてもってなら橋渡って向こう岸から下に降りてあづま屋があるから・・・」
「あっ、そっちに行ますっ!寒くてもあっちに行きますっ!」
「どうして寒いところがいいかねぇ~」
まぁ、だいたいこんな感じ(笑)

望遠で撮るとあづま屋はこんなもので、先ほどの緋毛氈など見当たりません

既に先客が四人。気温5℃くらい。お茶まで飲んでます。
対岸の上の方に、先ほど訪ねた店が見えますね。
先客から、400円籠に入れて木の板を叩くと、それで注文は終わりとレクチャーを受けます。
まずは籠がするすると引っ張られてお店の方へ。変な形の人か人形のようなものが見えますね。
それが、あっと言う間に戻ってきます。
よく見えませんが、団子の箱の上に紙コップになみなみと注がれた緑茶が

それが全くこぼれていないんです


あまりにも寒いので、そそくさと団子を食べ、三杯のお茶を飲み干し、橋を渡って向こう岸へ戻ります。
すると、お店のご主人と思しき方が(四代目らしい)、寒いから暖まっていって!とおっしゃるので中へ。ストーブガンガンですが、なぜかそのまま呼び込まれ、靴を脱いで狭い急な階段を登って・・・

そこにはもう少し若い方が・・・
うわァ~、ここはさっき籠が回収されていた場所じゃあないかぁ


いきなり熱いコーヒーをご馳走になり、
「ハイ、その紐どんどん引いて」
「こうですかぁ」
「そうそう、どんどんね」
なんて会話があって、引っ張り終えたら今度はそれを離して・・・、すごい勢いで籠があづま屋の方へ。
「お茶がこぼれないのはどうやってるんですか?」
「先代(先ほど私を招き入れた方)はよく『偶然だなぁー』なんて言ってるよねえ」
「明らかにそれはジョークですね」
「うわっはっはぁ」
楽しい楽しい空飛ぶ団子体験でした


このお店、かっこう団子は、今月末をもって冬季のお休みに入るそうです。
アァ、めちゃくちゃ楽しんじゃいました

